塾の掛け持ちはダメ?中学受験や高校受験で効果的な方法はあるの?

中学受験や高校受験で難関校を目指して頑張っている生徒の中には、塾を掛け持ちしている子もいます。

けれども、塾の掛け持ちは良くない、ダメだと言われることもあります。

本当のところは塾の掛け持ちは効果的なのでしょうか?

そこで、ここでは、塾の掛け持ちはダメなのか?それとも効果があるのかについて、見ていきたいと思います。

塾の掛け持ちは原則ダメ!

塾を闇雲に掛け持ちさせて行かせることはダメです。やめましょう。

例えば、中学受験を成功させるため、大手の中学受験専門塾をかけ持つとか。

大手の中学受験専門塾と、算数が苦手だからと、算数専門塾をかけ持つとか。

高校受験でも同じことです。

これらがダメである根底にある理由は子どもにとっての負担です。

大手だろうが専門塾だろうが、塾と呼ばれるところは専用のテキストがあって、独自のカリキュラムに沿って進めます。

どの塾も宿題はそれなりに出されますし、定期的に小テストがあったり、様々です。

大手の塾間に大差はないだろうと言われますが、子どもたちの負担を考えてみてください。

2つの塾に通えば、単純に宿題の量は他の子の二倍です。

3つの塾に通えば、3倍の宿題量です。

さらに悪いのは、塾についていけていない・成績の上がらない子の親ほど、複数の塾に行かせたがることです。

成績が上がらないからと言って、量をやればいいわけではないので、量を増やしたところで成績は上がりません。

1つの塾の授業内容さえままならず、キャパオーバーしている子どもを複数の塾へ入れても、成績が上がるどころか、子ども本人の負担が増えるだけです。

子どもは消化不良を起こし、勉強自体が嫌になってしまうでしょう。

ですから、塾を闇雲に掛け持ちさせて行かせることはダメです。やめましょう。

塾の掛け持ちがダメな実際の事例を見てみましょう。

塾の掛け持ちがダメな事例を見てみましょう!

塾の掛け持ちがダメな実際の事例をご紹介します。

これは、中学受験における大手塾の掛け持ちだと推測できます。

小学生が3つの大手塾を課題や小テストも消化しつつ通っているとは到底考えられないですね。

ですから、この親子だけ1週間が10日あるのかと皮肉られていますよね。

おそらくこの子は消化不良を起こし、塾に行きたくなくて(すでに中学受験自体嫌がっている可能性がありますね)泣いているのでしょう。

次は、塾の掛け持ちをしたけど結果的に中学受験に失敗した事例を2例紹介します。

やはり、塾の掛け持ちに対しては否定的な意見が多いです。

塾の掛け持ちがダメな実際の事例をご紹介しました。

では、塾の掛け持ちは絶対にダメなのでしょうか?効果的な掛け持ちの方法はあるのでしょうか?

塾の掛け持ちは絶対にダメ?塾の掛け持ちで効果的な方法はあるの?

塾の掛け持ちは絶対にダメではありません。塾の掛け持ちで効果的な方法はあります。

それは、集団指導塾×個別指導塾の掛け持ちです。

この掛け持ちパターンは決して珍しくなく、中学受験だけでなく高校受験においてもよく見受けられます。

集団指導塾と個別指導塾のいいとこどりをできている場合、学力や成績向上が見込まれます。

集団指導塾のいいところは、まわりのライバルと一緒に切磋琢磨しながら上を目指して頑張れることです。

けれども、どの教科もとても良くできるって結構難しいですよね。

ふつうは、苦手や不得意な科目があるわけです。

それを、個別指導塾で徹底的に見てもらうわけです。

個別指導塾は、カリキュラムもその子一人一人に合わせて作成できるので、「教材持ち込みの上、集団指導塾のフォローが目的のため宿題は無しにする。」という注文もできます。

できなかった問題の復習はしてほしいですが、新たに分量のある宿題は出ないので、負担は大きくならないですよね。

私の経験からも大手高校受験集団塾、大手中学受験専門塾のテキストを持ちこんでもらい、個別指導塾においてフォローをしたことは何度もあります。

実際にそういう掛け持ちの仕方であれば、効果的だなとも感じました。

なにより、子どもたちの成績を上げることが目的ですからね。

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