勉強はなんのためにするの?意味や意義を子どもにどう伝えたらいい?

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小学校や中学校では英語や数学、国語理科社会などたくさんの勉強をします。

今勉強している英語や数学は将来何の役に立つのだろう?そんな疑問を持ったことは誰にでもあると思います。

親になって子どもが出来たとき、子どもから聞かれることもよくあるでしょう。

では私たちは一体、勉強はなんのためにするのでしょうか?漠然としていますが、とても重要なテーマですよね。

そこでここでは、勉強はなんためにするの?意味や意義を子どもにどう伝えたらいい?について、詳しくみていきたいと思います。

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勉強はなんのためにするの?

さて、わたしたちは一体、勉強はなんのためにするでしょうか?

勉強はなんのためにするのか?その理由は大きく以下の4つが挙げられます。

  • 知識として将来の仕事に役立つから
  • 良い進学先、良い就職先に行けるから
  • さまざまな知識を吸収し、視野や価値観を広げるため
  • 問題解決をする能力を身につけるため

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

知識として将来の仕事に役立つから

例えば、将来建築士になるためには、建築士の資格が必要になります。

建築士の資格を取得するためには、例えば理科の物理学や数学、CADに備えてパソコンを使った情報学の勉強も直接的に関係してきます

また、会計士や税理士、公認会計士を目指すという子は、社会のしくみ、お金の流れ、税金の意味、計算などやはり小学校や中学校での勉強が直接的に関係してきます。

将来の仕事から逆算して細かく掘り下げていくと、今の勉強が将来の仕事に役立つケースは少なくありません。

良い進学先、良い就職先に進むため

多くの人が、まずはこの理由から行動を開始しているのでないでしょうか。

日本の場合、昔よりかは比較的薄れてきたと言われていますが、やはり『学歴主義』は残っています。

『実力主義』になりつつある世の中ではありますが、『学歴主義』がゼロになることはないでしょう。

受験を経て、次の高校や大学へステップしていくということは、「努力した結果」=「入試などの合否結果」と言えるのではないでしょうか。

良い進学先、就職先に進むためには、その学校や会社が求めている人物像に近づくために、「勉強をするという努力」の部分が問われていると言えるでしょう。

さまざまな知識を吸収し、自分自身の視野や価値観を広げるため

勉強することによって知識を吸収すれば、これまで見たことのない、知らなかった世界に気付くことができ、視野や価値観を広げることができます。

また、勉強することで新しい興味や関心を持つ機会が増え、ますます視野や価値観も広がるでしょう。

考え方や価値観が広がれば、より豊かな人生を歩むことが出来るでしょう。

問題解決をする能力を身につけるため

勉強するということは、多くの失敗体験と成功体験を積み上げていくことになります。

例えば、英語の定期テストで「目標を90点」にしていた子がいるとします。

最初のテストに向けて、範囲内の英単語を全部覚えた!という状況でテストを迎えたとします。

その結果、テストの結果が65点でした。

目標には全然足りていません。「何が悪かったのだろう?」「どうしたらよかったのだろう?」

失敗から反省し、次への課題を見つけ、そして解決するための行動を考えます。

では、次のテストでは英単語を全部覚え+本文も全部和訳・英訳できる!という状況でテストを迎えたとします。

その結果、テストの結果は80点でした。

残念ながらまだ目標の点数には届いていません。

次のテストでは、英単語を全部覚え+本文の和訳・英訳もでき、文法も完璧にする!という状況でテストを迎えたとします。

その結果、目標の90点がとれました!

これは単なる例にすぎませんが、勉強は、このような失敗体験から次への課題を自分自身で見つけ、次への成功体験に繋げる作業の連続です。

社会に出てからこそ、失敗をたくさん経験することになります。

この問題解決能力を鍛えておくことで、将来何かの仕事に就いた時、失敗や課題があった時に、その本質を見極めて、問題を解決していけるでしょう。

また、自分自身で問題解決を出来るようになれば、自己肯定感も高まっていくのでより良いでしょう。

この4つが勉強はなんのためにするのかという理由です。

では、その意義や意味を子どもにどう伝えたらいいのでしょうか?

意義や意味を子どもにどう伝えたらいい?

子どもに伝える方法は大きく分けると、以下の2つになります。

  • 将来の目標が少しでも定まっている子どもに対する伝え方
  • 将来の目標が定まっていない子どもに対する伝え方

では、子どもにどう伝えたらいいかについて、詳しく見ていきましょう。

将来の目標が少しでも定まっている子どもに対する伝え方

将来の目標が少しでも定まっている子どもに対しては、今学んでいる勉強が、将来の夢や目標に繋がっているんだよと伝えてあげることで、勉強する意味も容易に理解でき、子どもに伝わります。

その際、将来の目標(仕事)を達成するために、子どもと一緒に具体的に必要な手段を話し合いながら確認すると良いでしょう。

例えば、将来の目標が看護師になるということであれば、看護師になるためには国家試験に合格する必要があります。

そのために〇〇大学(専門学校)に行き、またそのために□□高校に行こう!またそのために次のテストで〇〇点を目標にしよう!など。

より目標を具体的に落とし込むことで、何のために勉強をするのかを理解し、他人事ではなく、前向きに自分自身の事として取り組むことが出来るようになるでしょう。

また、小さな目標が達成されたときに、自分の事のように子どもと一緒に喜んであげることも重要になります。

将来の目標が定まっていない子どもに対する伝え方

「勉強はなんのためにするの?」と疑問を持っている子どもの多くが、将来の目標が定まっていない子どもだと思います。

目標が定まっていない子どもに対しては、うまく具体例などを挙げながら伝えてあげる必要があります。

単に、「勉強しなさい!将来に必要だからやりなさい!」と伝えても、決して子どもには伝わりません。逆効果になることのほうが多いですよね。

では、どのように伝えてあげると良いのでしょうか。

例えば、ビルに上っていくと、1階より2階、2階より5階、5階より10階、10階より30階のほうがずーっと遠くまで見渡すことが出来ます。

高いところに上がっていくと、今まで見たことのない、知らなかった世界が見えてきます。

勉強するということも全く同じことなんです。

勉強することによって、これまでに見たことのない、知らなかった世界に気付くことができ、視野や価値観を広げることができます。

そこから目標が見つかることも少なくありません。

また、「努力は決して裏切らない」ということを、毅然と子どもに伝えることが重要なのではないでしょうか。

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