急に成績が上がる子はどんな子?真似することで学力・点数アップ?

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似たような成績をとっていたのに、いつの間にか差をつけられている。

勉強ができない、苦手だと言っていた子に抜かれてしまった。

このような経験をしたり、聞いたことがある人は少なくないと思います。

急に成績が上がる子はどんな子だと思いますか?

地頭の良い子でしょうか。

それとも、学習環境や意識を変えた子でしょうか。

そこで、ここでは、急に成績が上がる子はどんな子なのかについて、詳しく見ていきたいと思います。

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急に成績が上がる子はどんな子?

急に成績が上がる子は、以下の3つのような子です。

  • 地頭のいい子
  • 土台となる基礎学力のある子
  • 勉強に対する考え方や学び方を改善した子

順番に、見ていきましょう。

地頭のいい子

よく言われる地頭ですが、そもそも地頭という言葉は俗語で、辞書によっては掲載されていません。

地頭の意味が掲載されている辞書を調べてみると、

〔俗〕学校の教育などで身につけるのではない、生まれつきのあたまの働き。(大修館書店『明鏡国語辞典』より引用)

とあります。

また、知能については、

単に学習で覚えた知識や学力ではなく、様々な状況や環境に合理的に対処していくための土台となる能力を知能と捉え (厚生労働省『e-ヘルスネット』より引用)

ているそうです。

地頭がいい、知能が高いは意味的にはほぼ同義と捉えてよさそうですね。

さて、遺伝とこの知能の高さの関係については今日まで研究が盛んにおこなわれていますが、実は、頭の良さが遺伝と関係していることは否定されておらず、むしろ広範囲で遺伝が関係していると考えられています。

しかし、遺伝‘だけ’が知能の高さを決定づけるものではなく、生活習慣や環境による影響もあるということも認められているようです。

土台となる基礎学力のある子

次に、基礎学力についてみてみましょう。

基礎学力とは、簡単に言うと、読み・書き・計算で、

さまざまな学習の基礎となる知識や能力。(小学館『デジタル大辞泉』より引用)

を指します。

したがって、基礎学力は、遺伝的要素とは異なって、後天的に取得するものです。

おおかた小学校の間に基礎学力の土台は固まっていきます。

しかし、最近では、それ以前の時期、すなわち幼児教育、就学前教育にも力を入れるべきだとして、国もその重要性を訴えています。

幼児教育は,子どもの基本的な生活習慣や態度を育て,道徳性の芽生えを培い,学習意欲や態度の基礎となる好奇心や探求心を養い,創造性を豊かにするなど,小学校以降における生きる力の基礎や生涯にわたる人間形成の基礎を培う上で重要な役割を担っている。(文部科学省「子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について」(中間まとめ)[第1章]より引用)

勉強に対する考え方や学び方を改善した子

これまで述べた地頭がいいだとか、幼児教育を積極的に受けたかどうかというのは、今から変えることはできないですよね。

これらはこの先、努力や学びを通じて変えることのできるものではありません。

ですから、これらは変えることのできない環境ということになります。

一方、学習態度や勉強に対する姿勢、考え方などはこれから変えることができます。

基礎学力も、努力をし、適切に取り組めば向上させることができるでしょう。

これらは変えることのできる環境ということになります。

以上が、成績が上がるのおおまかな分類です。

次は、勉強に対する考え方や学び方を改善した子について、もう少し詳しく見ていきましょう。

勉強に対する考え方や学び方を改善した子とは?

勉強に対する考え方や学び方を改善した子とは、以下の5つのような子です。

  • まじめにやるようになった子
  • 周囲の影響や環境でやる気が出た子
  • 勉強に対する自分の考え方を変えた子
  • 字がきれいになってきた子
  • 家庭での学習環境が整っていた子

具体例も交えながら見ていきましょう。

まじめにやるようになった子


不真面目な子といえば、授業を聞かない、宿題をしない、提出物を出さないなどですが、そんな子が授業をきちんと聞くようになれば、成績は上がりますよね。

周囲の影響や環境でやる気が出た子

学習環境によってモチベーションに影響があることは有名ですよね。

勉強の学び方を改善するため塾にいったり、家庭教師をつけることは有効ですね。

勉強に対する自分の考え方を変えた子

学習方法というより、勉強に対する意識を変えたということですね。

こんなふうに意識が変わることで、他の科目にも良い影響が表れていくのではないでしょうか。

字がきれいになってきた子

勉強ができる子に字のきれいな子が多いことも、有名ですね。

正確には、字の上手下手というよりは、字の丁寧さでしょう。

家庭での学習環境が整っていた子

家庭での学習は継続が難しい、管理できないなど言われますよね。

子ども本人だけの学習態度の改善だけではなく、本人を取り巻く環境にも配慮ができればなお良いでしょうね。

以上が考え方や学び方を改善した子の具体例でした。

ではこれらは真似ることで学力や点数アップにつながるのでしょうか?

真似ることで学力・点数アップ?

今見てきた成績が上がった子の事例の中で、真似ることができるものがあれば同じように学力・点数アップの可能性はありますよね。

先に述べた通り、遺伝的・先天的要素については自分の力で何とかなるものではないので、真似ることは難しそうです。

しかし、一方で、環境を変えてみる、考えを改めるなどはこれから実行可能ですし、実際変えた、変わったことによって成績が上がった事例は上で見てきたとおりです。

なお、真似ることの重要性についてはこちらのブログでも紹介していますので、是非ご覧ください。

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