勉強するのは朝と夜のどっちが良いの?ズバリ断言いたしましょう!

勉強

私は朝に勉強する派!

私は夜に勉強する派!

いろんな意見が飛び交いそうなテーマですね。

保護者の方に「勉強するのは朝と夜のどっちが良いのでしょうか?」と私の塾でもよく質問されることがあります。

しかし、朝には朝の、夜には夜の、それぞれメリット・デメリットが存在します。

そこで、ここでは、勉強するのは朝と夜のどっちが良いのか?について詳しく見ていきたいと思います。

あなたの概念が変わるかもしれませんよ!?

では詳しく見ていきましょう。

勉強するのは朝と夜のどっちが良いのか!?ズバリその答えは・・・

ズバリその答えは・・・

どっちも良いです(笑)

少しズルい気もしますが、実は勉強するのは朝と夜のどっちにもメリットが存在します。

ということは、良いとこ取りならぬ、両方の「メリット取り」をしてしまいましょう、というのが私の答えになります。

実際に私の周りでも、勉強するのに最適なのは朝と夜のどっちなのかで迷っている人は多いです。

この場合、朝と夜のメリットをお伝えし、より効率的な勉強が出来るように勉強時間を調整してはどう?とお伝えするようにしています。

繰り返しますが、勉強するのは朝と夜のどっちにもメリットが存在します。

その特性を活かし最適な勉強をするためにも、まずは朝と夜のメリットを理解する必要がありますね。

ではまず、勉強を朝にするメリットは何なのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

勉強を朝にするメリットとは?

勉強を朝にする最大のメリットは、脳が最も活発に活動するゴールデンタイムを活用することが出来るということです。

一日の中で脳が最も活発に活動する時間帯は、起床から朝食までの2~3時間だと言われています。

例えば7時に朝食を食べる人なら、朝4時頃~7時頃までがゴールデンタイムということになります。

脳が活発に活動するゴールデンタイムにする朝の勉強。

そのメリットを一つずつ具体的に見てみましょう。

朝は脳がリフレッシュされた状態なので思考力&集中力UP

朝のゴールデンタイムでは、睡眠を終え前日の記憶がきれいに整理され、脳がリフレッシュした状態になります。

そのため思考力や集中力がとても高まりやすい状態となります。

また、脳内の情報が整理されているため、余分な物が極めて少ない状態になり、勉強した内容が頭に入ってきやすいことなども挙げられます。

朝のほうが時間が制限されるので集中力がUP

普段は学校に行く前の時間帯になるので、自然と勉強できる時間が制限されます。

人は、時間的制限があるほうが集中力が増すといわれています。

また、効率よく勉強を行うために、人間の集中力を高めた状態を保つ時間管理術『ポモドーロ・テクニック』を活用することもおススメしています。

『ポモドーロ・テクニック』については、こちらの記事でご紹介しています。

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集中を妨げる要因が少ない

早朝の時間帯は、テレビなども興味をそそるような番組がまだ始まっていないことが多いです。

また、友人から早朝に連絡(LINEなど)が来ることもないので、集中を妨げる要因が少ない状況だとも言えます。

今の時代の勉強の最大の妨げ要因となるスマホとの距離を自然に保つことが可能になりますね!

これも非常に大きなメリットの一つと言えるでしょう。

空腹状態のほうが脳が活発に働く

起床後は、夕食以降食事から遠ざかっているため、空腹状態になります。

空腹状態のほうが思考力、集中力が高まると言われています。

これは、空腹時に分泌される「グレリン」のはたらきが関係しています。

グレリンは、成長ホルモンの分泌を促進し、成長ホルモンが交感神経を活性化させるため集中力が向上します。

このグレリンの働きこそが、空腹状態に集中力が上がる所以です。

いかがでしたでしょうか?

朝にはメリットがたくさんありました。

脳が最も活発に活動するゴールデンタイムを活用することが重要なことだとお分かりいただけたかと思います。

では続いて、勉強を夜にするメリットは何なのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

勉強を夜にするメリットとは?

普段、何気なく勉強を夜にしている人は多いと思います。

勉強を夜にする最大のメリットは、暗記時間のゴールデンタイムを活用することです。

深夜に、シーンと静まりかえった状況で勉強していると、「わたし頑張っている!」と自分に陶酔することもありますよね。

これも一つのメリットではありますが、もう少し具体的なメリットを見ていきたいと思います。

それでは、詳しく見ていきましょう。

記憶力が高まる

実は、暗記したものが脳に長期記憶として定着されるのは睡眠中だと言われています。

睡眠中に頭の中が整理されて、さまざまな記憶を固め、忘れにくくさせています。

勉強を夜にすると、その後睡眠をとるので記憶が定着しやすくなるのです。

暗記が必要な科目を効率的に進めていきたい場合は、夜の時間帯を選ぶのが最も良いでしょう。

時間の制限が少ない(睡眠時間が減少することデメリット)

朝は、時間の制限があり集中力が高まるというメリットがありました。

夜はその逆で、時間の制限があまりないため、自分がやるべき内容をやり終えることが出来るというメリットがあります。

明日までの課題や提出期限が間近にあるようなものは、必ずやり終える必要があるため、朝よりも夜の時間帯を選ぶほうが良いでしょう。

ただし、ダラダラと長時間すると、睡眠時間が減少し寝不足状態となる可能性があります。

これは大きなデメリットになるので注意しましょう。

いかがでしたでしょうか?

夜には、『暗記時間のゴールデンタイム』という大きなメリットがあることがわかりましたね。

では、朝と夜のメリットをより効果的にするためには、それぞれどんな内容を勉強すればよいのでしょうか?

塾長であるわたしの、時間帯別おススメ教科や勉強内容をお伝えしていきます。

では、詳しく見ていきましょう。

勉強を朝にするべき内容&夜にするべき内容は?塾長のおススメはコレ!

塾長の時間帯別のおススメの勉強内容はこの2点です!

  • 朝にするおススメの勉強
  • 夜にするおススメの勉強

それぞれを詳しく見ていきましょう。

勉強を朝にすると良いおススメはコレだ!

朝は、前日に覚えた内容(英単語や理科や社会の語句など)の復習が必須です。

前日の夜に覚えた内容は、睡眠中に定着していきますが、翌朝に復習をすることで長期記憶に変えていくことが出来ます。

覚えた内容を長期記憶にするためにも、復習を怠らないようにしましょう。

また、数学や理科などの理系科目、もしくは英語の長文読解をするのも非常におススメです。

理系科目や英語の長文読解は思考力や集中力が必要になるため、最も活発に活動している朝の時間帯(朝のゴールデンタイム)こそ効率的に行うことができます。

また、思考力や集中力を発揮し脳を回転させることで、その日一日の脳の活動を活性化させることができるというメリットも実はあるんですね。

私がおススメする朝の勉強ルーティンは、

  1. 前日に覚えた内容の復習(長期記憶)
  2. 理系科目の問題演習(思考力&集中力UP)
  3. 長文読解などの応用(思考力&集中力UP)

になります。

勉強を夜にすると良いおススメはコレだ!

夜は脳が疲労状態になっている場合が多いため、単純な作業のほうが向いています。

夜の時間帯のおススメの勉強は一択、暗記です!

暗記時間のゴールデンタイムの夜には、英単語や英熟語、理科や社会の用語の暗記を重点的に行うのが良いですね。

私がおススメする夜の勉強ルーティンは、

  1. 理科や社会の用語の確認(暗記)
  2. 英単語や英熟語の確認(暗記)

になります。

いかがでしたでしょうか?

冒頭でも申し上げた通り、朝には朝の、夜には夜のメリットがあります。

人間の脳の仕組みを理解することで、両方のメリットを活用したより効率的な勉強が出来るでしょう。

自分自身の1日の勉強ルーティンを確立して、勉強の質を向上させてみてはいかがでしょうか。

『一生勉強』という福沢諭吉の名言もありますが、勉強の効率的なルーティン化は、きっと将来にも役立つと思いますよ。

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