塾は何歳から行くべき?何年生から必要なのか通う目的に分けて解説!

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子どもの習い事と言えば、2~4歳くらいから始まりますよね。

幼児期に特に人気があるのが、水泳・体操などの体を動かす活動、ピアノ・リトミックなどの音楽の活動ですね。

では塾はどうでしょう?塾って、小学校高学年や中学生以降のイメージが強いですよね。

では、いったい塾は何歳から行くべきなのでしょう?何年生から必要なのでしょうか?

そこで、ここでは、塾は何歳から行くべきなのか?何年生から必要なのかについて、文部科学省のデータを参照しながら考えていきたいと思います。

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文部科学省のデータから見る塾にかける費用や通塾率について!

以下の表は文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査」に基づく、小学校に通う子どもたちの塾へ費やす1年間の費用相場です。

小学生の塾にかかる費用の平均

小学生の塾にかかる費用の平均
1年生2年生3年生4年生5年生6年生校種平均
公立31,18133,36554,17281,635125,821155,01381,158
私立171,797127,924208,636303,449433,441405,057273,629
学年平均101,48980,645131,404192,542279,631280,035177,394
(円)

公立・私立どちらも4年生頃から塾の費用がぐんと増えていますね。

これは2つ理由が考えられます。

  • 中学受験専門塾のカリキュラムが3年生の2月から開始されるから
  • 学校の授業内容が4年生から複雑になり、分量も増えるためついていけなくなくなる子が増えるから

次に、同じく文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査」に基づく、小学生の塾にかかる費用の金額分布と通塾率について、ご紹介します。

小学生の塾にかかる費用の金額分布と通塾率

小学生の塾にかかる費用の金額分布
公立小学校私立小学校
0円60.924.9
~1万円未満3.12.0
~5万円未満9.98.1
~10万円未満9.39.4
~20万円未満10.616.3
~30万円未満2.710.5
~40万円未満1.47.8
40万円以上2.020.9
支出者のみの平均額136,000円337,000円
(%)

これによれば、公立小学校に通う子供たちの約60%は通塾が全くなく、残り約40%が何かしらの塾に通塾していることがわかります。

一方で、私立小学校に目を向けると、子どもたちの約25%は通塾が全くなく、残り75%が何かしらの塾へ通塾していますね。

私立小学校の費用分布の40万円以上が20%を超えていることから、多くが中学受験のための塾通いであることが推測されます。

文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査」に基づく、幼稚園と小学校に通う子どもたちの塾へ費やす1年間の費用相場や通塾率をご紹介しました。

さて、では塾は何歳から行くべきなのでしょう。実際のところ何年生から必要なのでしょうか?

塾は何歳から行くべき?何年生から必要?

塾は何歳から行くべきなのでしょう。実際のところ何年生から必要なのかは、塾へ通う目的によって変わります。

塾へ通う目的は以下が考えられます。

  • 学習習慣をつけるため
  • 学校の学習内容のフォローのため
  • 受験対策のため
  • 中学校の先取りのため

順番に見ていきましょう。

学習習慣をつけるため

学習習慣をつけるのは早い方が有利です。

勉強は小学校以降ずっっっと続いていきます。

テレビ・スマホ・ゲームなど家には勉強を妨げる誘惑が溢れています。

そんな誘惑の中、宿題をし、自主的な勉強をするためには学習習慣すなわち当たり前習慣を身につけていなければ誘惑を断ち切って勉強することはできません。・

  • 1日1回机に向かうのが当たり前
  • 宿題をやってから夕食を食べるのが当たり前

なんでも構いません。小さいころから当たり前のことって、習慣になっていますよね?

学習習慣を家だけで身につけさせるのが難しい!という方は、きっかけづくりに塾を必要とされていますね。

ただし、無理矢理は厳禁です。子どもが嫌がらないことが絶対条件です。

学校の学習内容のフォローのため

学校の学習内容についていけてないのでは?ちょっと怪しくなってきた?

と思ったら、その時が塾に行くべきときです。

小学校の学習内容って意外と軽視されることも多いのですが、私はすべての礎だと理解しています。

読み書きはもちろんのこと、計算力や社会・理科に至るまで中学校以降の勉強と小学校の勉強は切り離すことができないと考えています。

ただ、こちらも無理強いは意味がなく、子どもが行きたいと思える塾を探す必要があります。

受験対策のため

先ほども申し上げた通り、現在の中学受験においてカリキュラムスタートは3年生の2月からで、新4年生スタートと言われます。

ただ、受験したい中学校が私立中学校なのか、公立中高一貫校なのかで、多少差があるようですので、志望校に合わせて調べる必要がありますね。

また、少数派ですが、4年生の終わりや5年生の終わりごろから私立中学受験を目指して頑張り、合格する子もいるにはいます。

けれども、多くの子が3年かけてやることを短期間でやるには子どもへの負担は当然大きくなりますし、何より子ども自身にやる気がないと難しいでしょう。

中学校の先取りのため

中学校の学習内容を先取りしたいという声は、まま聞かれます。

確かに小学校のうちに、中学校の先取りができれば中学に入ってから少し楽ができそうではありますが、あくまでも6年生までの学習内容・範囲を終えてからの話です。

先に述べた通り、小学校の学習内容は中学校の基礎となるものです。

小学校の学習内容が土台で、中学校はその上に重ねていくイメージです。

ですから、小学校の範囲を終えぬまま中学校の先取りをしても意味がないんですよね。

というか、小学校範囲を終えぬまま中学校の先取りはできないんです。

ただし、英語に関しては、小学校あるいはそれ以前からでも取り組めることは取り組んでも良いのかなと思います。

小学校では、中学校のように英文法を意識しすぎず、英語の音・発音に馴染ませる、英語を勉強と思わせない、ための先取りと捉える方がうまくいくでしょう。

例えば意味の易しい語彙や歌であれば、未就学のうちから取り組めますし、リスニングが得意であることは今後の受験において有利に働きますよ。

塾は何歳から行くべきなのか、何年生から必要なのかは、塾へ通う目的によって変わりましたね。

それでは最後に、実際に我が子を何年生から塾へ行かせたのかネットの声をのぞいてみましょう。

実際に塾へ行かせたのは何年生から?何歳から?

実際に我が子を何年生から・何歳から塾へ行かせたのでしょうか。

兄弟がいると、「憧れて」という理由がありえますね。

こちらもご兄弟で通塾されていますね。何年生から通い始めたかはわかりませんが、下のお子さんは2年生で既に通われていますね。

最後に中学受験のスタート時期について紹介します。

中学受験をされる方は、やはり4年生始まり(3年生の2月)が多く、5年生始まりはおのずと負担が増えてしまうのですね。

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