これから高校受験を迎える人にとっても、まさに今受験期真っただ中の人にとっても、高校受験で大切なことって気になりますよね。
高校受験で大切なことは、たくさんあります。
具体的に言えば、内申点だって、模試の成績だって、定期テストの点数だって、受験当日の成績だって大切です。
そうではなく、ここでは、高校受験という大きな壁を乗り越えるために大切なことを、勉強面や志望校選びの観点からお伝えしたいと思います。
高校受験で大切なことは?勉強面について
高校受験で大切なことは何でしょうか?ここでは勉強面についてお伝えします。
- 基礎が固まっていること
- 演習量がじゅうぶんであること
- 自己管理を学ぶこと
順番に、見ていきましょう。
基礎が固まっていること
高校受験で最も大切なことの一つは、基礎的な問題を落とさないことだと思います。
都道府県によって異なりますが、公立高校の高校入試の出題範囲は、中学1年生や2年生の範囲から6割、7割出るとも言われています。
それほど、高校受験というのは基礎学力をしっかり試す試験となっているのです。
したがって、基礎を問う問題をぽろぽろ落とす人は、結果的に点数が低くなってしまいます。
ここで言う基礎とは、中学校の範囲にとどまりません。
例えば数学では、小学校で習う基本的な計算ができていないといけませんし、理科でも計算力は必要です。
国語も同様に、小学校で習う漢字が読めないと、国語の問題を解くこともできないですよね。
ですから、高校受験で大切なことは、基礎を軽視せず、しっかりと固めることです。
そうして基礎が固まっていれば、初めて見る問題でも、解き進めていく道筋を見つけ出すことができるのです。
演習量がじゅうぶんあること
「知らない問題はない」「見たことない問題はない」こう言い切れるくらいの、演習量が必要です。
もちろん、ここで言うのは全く同じ問題を解いたことがあるかという意味ではありません。
問題を見て、「あ、あの知識を問うている問題だ」「類題やったことあるな」こう分かるということです。
基礎学力のついた受験生は、実践問題や演習問題といった実力問題をどんどん解きます。
その最終形態は過去問です。
受験生にとって、突破すべき敵は当日の試験なわけですから、過去問も敵のうちということになります。
ただし、過去問は、解けば解くほど、受験生に苦手や弱点を教えてくれる最良のパートナーともなります。
過去問については、もっと詳しくお伝えしている記事があるので、ぜひ参考にしてくださいね。
高校受験の過去問はいつから何年分解く?時期や使い方のコツを解説!
高校受験はひたすら過去問解くだけで合格できる?注意点やメリットも
自己管理を学ぶこと
ここで言う自己管理とは、志望校合格という目標達成のため、何をすればいいのかを「自分で逆算する」ということです。
例えば、志望校の偏差値は60だとします。現状自分の偏差値が53であれば、その差を埋めるために何をすべきか、自分で考えるのです。
別の例を挙げてみます。
英単語帳を進めたいとしましょう。高校受験用を用意したので、完璧にすることにします。何個の単語が載っていて、何周させたいから、一日何個ずつ覚えようと、ルールを自分に課すのです。
勉強のことばかりではありません。体調を崩せば計画はなし崩しになります。
もちろん、人間ですから体調不良はあります。が、できれば崩さないよう、睡眠時間やストレスに気を配ります。
このように、自己管理というのは、生きていくうえで何歳になっても必要なんですよね。
自己管理を学びながら、高校受験を成功させようということです。
高校受験で大切なことを、主に勉強面からお伝えしました。
次は、高校受験で大切なことを、志望校選びの観点からお伝えしようと思います。
高校受験で大切なことは?志望校選びについて
高校受験で大切なことを、志望校選びの観点からお伝えします。
高校受験を経験した人たちからよく聞かれる後悔の声があります。
それは、志望校を下げたことに対する後悔です。
楽するためにランクを落としたことを後悔しています。きちんと上の高校を目指せば良かったです。その人の本当の偏差値が分かるのは大学ではなく高校と言われています。企業によっては高校のランクも重要視している所もあります。高いレベルの中で切磋琢磨した方が良かったと今でも思います。(知恵袋より)
新高一になるけどもっと受験頑張ればよかったなって後悔してる。行きたかった高校もどうせ学力足りなくて落ちるんだろうなって、落ちるのが怖くて簡単に入れそうな高校入った。
その結果めちゃ後悔してる。落ちるかもしれないけど、合格する確率が低いかもしれないけど最後まで自分を信じて全力で頑張ればよかったなって。落ちても頑張った分は絶対に無駄にならないし。諦めてしまったことが後悔だな。可能性が低くても諦めないで頑張ることだね。(知恵袋より)
高校受験のとき模試の偏差値見て志望校下げまくって後悔したからこれだけは忘れないようにしてるんですよね
— ねぎま (@negimacub2nd) December 31, 2020
人生で一番後悔していること、それは高校受験の時に志望校を下げたこと。冬休みから猛勉強、学区内で1番の高校に行ける点数と内申点なのに私が受けるのは下げた志望校。面接の時大泣きして目を晴らしていった。あの時決めたことがある。挑戦しない後悔を選ばない。学生のうちに体験できてよかった。
— まみ@選ばれる会話術 (@kawashima_mami) December 2, 2022
確かに、ダメだった時のことを考えると一歩引いてしまう気持ちはわかります。
けれども、やらずに後悔している先輩がこんなにいるんですよ。
こちらの記事では、高校受験に受かる方法を志望校選びや受験計画の観点から紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
高校受験で大切なことを、志望校選びの観点からお伝えしました。
最後に、高校受験で大切なこと、私が一番伝えたかったことをお話しておきます。
高校受験で大切なこと~番外編~
高校受験で大切なこと、本当は私が一番伝えたかったことをお話しておきます。
高校受験の勉強をしていると、「何のために勉強しているんだろう」とか「もうどこの高校でもいいや、つらい・・・」と、しんどくなるときがありますよね。
ところで、アンジェラ・アキさんの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』という歌をご存じでしょうか。
その中の一節にこのような歌詞が登場します。
『人生の全てに意味があるから 恐れずにあなたの夢を育てて keep on believing 』
今、高校受験に立ち向かっている受験生にとって、高校受験に意味を見い出すのは難しいことだと思います。
この歌詞にあるように、全てに意味がありますから、高校受験にも意味はあるのです。
けれども、どんな意味があるのか・あったのか、知ることができるのは実は高校受験が終わってからなんですよね。
人生に起きる出来事、全てそうなんです。
壁があって、苦しみを乗り越えて、その後に成長に気づくことができて、やっと意味を知る。
私は、長い長い人生の中で、高校受験はその練習くらいに思ってもらえたらいいなと思います。
とにかく今は、目の前にある壁を越えるために自分を信じて突き進んでほしいと思います。