高校受験の検定加点方法は私立と公立で違う?英検の得点換算って何?

高校受験
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高校受験において、ある検定の特定階級をもっていれば加点等をおこなう、いわゆる外部検定優遇制度というものがあります。

これは現状、学校ごと、さらに言えば都道府県ごとに対応が異なっています。

そこで、今回は、高校受験において検定による加点方法にはどんな方法があるのか、まずは日本における検定の代名詞、英検から見ていきたいと思います。

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高校受験検定加点方法!私立高校は、学力検査・内申点へ加点する!

高校受験において、私立高校では、外部検定優遇制度による加点自体に積極的な高校は少なくありません。

特に英検では所持級によって英語の学力検査や内申点に点数を加点してくれる高校がたくさんあり、所持級によっては、英語の学力検査が免除となることもあります。

加点とは?

加点は、英検何級を持っているかによって、内申点や当日の学力検査の点数に点数を加えてもらえる優遇措置です。

例えば、大阪府にある私立常翔学園高等学校の基準は「英検準 2 級の場合 10 点、2 級以上の場合 20 点を加点」です。

東京都にある私立文教大学付属高等学校の基準は「英検準2級以上取得で+2点、英検3級取得で+1点を内申点に加算可能」です。

3級以上から、なにかしらの優遇措置は見受けられますが、人と差をつけたり、断然有利に働くのは準2級または2級以上でしょう。

ただし、すべての私立高校で、英検取得による優遇措置があるわけではありません。

さらに、推薦入試なのか一般入試なのか、どのコースで優遇措置があるのか、しっかり確認するようにしましょう。

以上、高校受験において、私立高校では、外部検定優遇制度による加点自体に積極的な高校は少なくないことが分かりました。

次に、高校受験において、公立高校では、外部検定優遇制度による加点はあるのでしょうか。

高校受験検定加点方法!公立高校は、加点すること自体が少ない!

実は高校受験において、公立高校では、外部検定優遇制度による加点自体が少ないのが正直なところです。

けれども、中には福井県教育委員会のように、高校受験における英検加点制度を採用していた県もありました。

福井県教育委員会は、実際に英検加点を、2018年度、2019年度の2年間のみの実施しましたが、その後廃止しています。

公立高校入試における英検加点には批判の声が多かったようです。

以上のように実は高校受験において、公立高校では、外部検定優遇制度による加点自体が少ないことが分かっていただけたと思います。

けれども、加点とは少し異なる、得点換算の方法をとっている自治体があります。

加点とちょっと違う得点換算とは?

加点とは少し異なる得点換算の方法をとっている自治体は大阪府です。

大阪府の高校受験で採用している得点換算について少しご紹介します。

得点換算とは?

加点は、英検何級を持っているかによって、内申点や当日の学力検査の点数に点数を加えてもらう優遇措置でしたね。

一方で、得点換算は、英検何級を持っているかによって、当日の学力検査の英語の点数を読みかえてくれる制度です。

実際の大阪府の基準は、英検2級取得で80%、英検準1級以上取得で100%、得点を読みかえてもらえます。

もちろん当日の点数の方が高い場合はそれが得点となります。

簡単に言えば最低得点が保障されているということですね。

実は、この得点換算・得点保障の方法をとっている私立高校も少なくありません。

例えば、京都府にある私立京都女子高等学校の基準は「英検準1級以上は英語得点の読み替え率100%、英検2級は英語得点の読み替え率80%、英検準 2 級は英語得点の読み替え率 60%」です。

以上、加点とは少し異なる得点換算の方法をとっている自治体や私立高校をご紹介しました。

最後に、英検以外の高校受験で有利になる検定を紹介したいと思います。

高校受験で有利になる検定は他にも!

高校受験では、受験形態や受験校によっては、検定が有利に働くことがよくあります。

今までご紹介してきた英検に加え、

  • 漢検
  • 数検

も、高校受験において有利に働くことが多い検定であり、採用している高校も多いです。

中には、英語は苦手だからと、漢検や数検で内申点の加点をねらう作戦もありますね。

こちらの記事では、高校受験で有利な資格となる検定について詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

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