家庭学習ができない子の特徴とは?「できる子」から学ぶ対策を伝授!

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家庭学習ができない子を持つ親御さんは、何とか勉強の取り組んでほしい、成績を上げていい学校に進学してほしい、と望むものでしょう。

しかし、「できない」と言っても、その理由は子どもによってさまざまです。

では、家庭学習ができない子の特徴とはどのようなものがあるでしょうか。

「できる子」から学ぶ対策も併せてご紹介しましょう。

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家庭学習ができない子の特徴とは?

家庭学習ができない子の特徴は以下の4つです。

  • 興味のないこと、嫌なことはいつも先送り
  • 生活習慣が不規則
  • 口癖は「時間がない!」
  • 学校カバンの中はぐちゃぐちゃ

それぞれについて見ていきましょう。

興味の無いこと、嫌なことはいつも先送り

これは大人でもありがちですね。

「ダイエットは明日から」など、行動を即実行できない人は多いのではないでしょうか。

それと同じで、親が「宿題はしたの?」と尋ねると「後でやる」とお子さんは答えていませんか?

宿題やテスト勉強などは、確かにあまり気が進まないことかもしれません。

しかし、先送りにしても何も良いことはありませんよね。

これは家庭学習ができる・できない以前の問題として、「すべきこと」をしっかりやっているかどうかが分かれ目です。

テスト前にしか勉強しないという子どもも、実は「嫌なことを先送りにする」という習慣が原因なのです。

この習慣は、悪い癖として様々な場面でも影響を及ぼすことになりますから、親の役割として、すぐに行動を開始させるように促してあげる必要があります。

その場合、いきなり難しい勉強を始めても「やりたくない、面倒」という気持ちは切り替わりませんから、すぐに取りかかれるものを用意してあげて下さい。

頭を使うものや面倒なものではなく、漢字の読み書きや簡単な計算問題などから始めてみてはいかがでしょうか。

生活習慣が不規則

たまの休みの日くらい、ゆっくりと好きなだけ寝ていたいという気持ち、わからないでもありませんよね。

大人になると大抵メリハリをつけられるようになるので、「休日くらい……」と理解ができますが、子どもには危険信号です。

また、起きている間に使える時間は限られているため、朝いつまでも寝ているとその時間はますます少なくなってしまいます。

朝起きられない原因のひとつに、生活習慣の乱れが考えられます。

家庭学習ができない子ほど生活習慣が乱れがちなので要注意!

もう一つ考えられる原因としては「意志の弱さ」です。

朝、起きなければいけないのに、ついつい二度寝してしまう・・・というのはその典型ですね。

意志の弱さを理由に自分の都合を優先してしまい、怠け癖がついてしまいかねません。

まずは起床時間は必ず決め、勉強にとりかかれる環境を整えましょう。

口癖は「時間がない!」

「時間がないから勉強ができない」と言っている場合、どこか時間の使い方に無駄があるはずです。

あるいは、日々のスケジュールに無理があるのかもしれません。

学校とは別の習い事やスポーツなどで、子どものスケジュールが過密になってはいませんか?

習い事をたくさんさせると、ただ「こなすだけ」になってしまう場合もあり、きちんと通って帰ってくるだけで精一杯という状態に陥っていることも考えられます。

子どもが「時間がない」と言っているならば、この悪循環にハマってしまっている可能性がありますから改善が必要ですね。

また、「時間がない」が口癖の子は、テスト前に一気に勉強をする、いわゆる「詰め込み学習」の傾向が見られます。

これでは結局時間が足りなくて、テストに間に合わないことも多いでしょう。

この場合、「時間の使い方」というよりは「計画的に勉強を進めること」ができていないことが起因ですので、まずは学習計画を練ることから始めてみて下さい。

学校カバンの中がぐちゃぐちゃ

カバンの中が整理されておらず、学校からのお便りやプリントが行方不明・・・といったことはありませんか。

親御さんが学校のプリント類を整理しているご家庭もあるかと思いますが、この作業は整理整頓を学ぶという目的があり、これも学習のひとつでもありますので必ず子どもにさせて下さい。

まとめたプリント類は、苦手分野や子どもがつまづいた箇所などを確認でき、家庭学習での参考書にもなりますから、後回しにせずに整理整頓を心がけて下さいね。

以上が、家庭学習ができない子の特徴でした。

これに対して、家庭学習ができる子の特徴も見ていきたいと思います。

家庭学習ができる子の特徴とは?

家庭学習ができる子の特徴は以下の4つです。

  • 後回しにせず、すぐに取りかかれる
  • 期日を設定し、逆算して少しずつ取り組める
  • メモを取る習慣がある
  • 勉強にふさわしい環境づくりにも努めている

できない子の特徴と表裏一体のものが多いですが、順に見ていきましょう。

後回しにせず、すぐに取りかかれる

しなければいけないことや面倒なことを、むしろ積極的にやれるのも家庭学習ができる子の習慣のひとつです。

その典型例がプリント類の整理・管理ですね。

できる子ほど、お便りやプリントなどはすぐにファイルに整理しているものです。

そして、帰宅したらすぐその場で「やるべきこと」に取り組むことができるのです。

期日を設定し、逆算して少しずつ取り組める

少しずつ取り組むというと、「コツコツやる」といった真面目な性格が影響しているようにも感じますが、それだけではありません。

大切なことは、期日を設定して逆算してやることです。

例えば、2週間後に問題集20ページをやって提出という課題であれば、「20ページ÷14日=1.43」で、1日に1ページ半ずつやれば期日までに終わることがわかりますね。

少しずつできる子は、このように無理のない分量で、それでいて期日までに終わるペースを逆算して取りかかるのが上手なのです。

メモを取る習慣がある!

メモをとる役割とは、重要なことを頭の中にインプットさせ、後でふり返ることにあります。

勉強ができない子が陥りがちな「キレイにノートをとるだけ」の癖も、この「必要なことをメモにとる」という習慣づけにより改善できるでしょう。

それによって、テスト勉強に役立つノートのとり方も同時に習得することができるようになります。

勉強ができる子は、公式など重要なこと、やらなければいけないことなどを書いたりして活用します。

メモは忘れ物防止だけでなく、理解を促す助けになり、成績アップにもつながりますので是非実践してみて下さいね。

勉強にふさわしい環境づくりにも努めている

勉強をしようと思っても、つい遊んでしまったり、休みの日には昼まで寝過ごしてしまったり、ということがあるかもしれません。

これは、典型的な勉強できない子あるあるです。

確かに勉強の邪魔になる誘惑は少なくないので、その誘惑に負けてしまう「意志の弱さ」は問題ではありますが、意志の弱さは簡単には克服できないものです。

できる子は、むしろ意志の弱さを素直に認めて、自ら誘惑に負けないような工夫ができています。

  • 勉強に集中できない場合は、図書館や塾の自習室を活用
  • 友達と勉強の進み具合を報告し合うなどして、モチベーションを高める
  • 取りかかる教科を得意なものから始めて、やる気を維持

その日のコンディションによって上手く使い分けをするなど、工夫の仕方は様々。

すなわち、勉強にふさわしい環境づくりが大切!ということですね。

休みの日に早く朝起きられない場合には、敢えて午前中に何か予定を入れるなどして、朝早く起きられる環境を整えましょう!
以上が、家庭学習ができる子の特徴でした。
では最後に、必ずいるであろう「勉強が向かない子」に親ができることについて解説したいと思います。

「勉強に向かない子」に親ができることとは?

『わが子は勉強ができない。

勉強はすぐ怠けて楽な方へ逃げるし、どんなに言ってもなおらない。

夫も私も学生時代は勉強に苦労しなかったのに、わが子がこんなに勉強ができないなんて信じられない・・・。』

こういったお悩みをよく耳にします。

特に親御さんが一流大学出身の場合は、我が子が勉強できないことをなかなか受け入れられないものでしょう。

子どものことを思うがゆえの親心ですから、将来のことを案じて不安にもなるでしょうし、「学力は努力すればついてくるはず!」と真摯に悩む親御さんも多いのでは。

しかしながら「勉強に向かない子」というのは少なからずいます。

これは、勉強に向いていないから頑張らなくていい、という意味ではありません。

では、勉強が向かない子に親ができることとはどのようなものがあるでしょうか。

  • 目線を変えてやり方を工夫する
  • 子どもの関心事を徹底的にやらせてみる
  • 自分と子どもは切り離して考える

それぞれについて見ていきましょう。

目線を変えてやり方を工夫する

今までのやり方で効果がなかったのであれば、少し目線を変えてみて下さい。

勉強ができない点ばかり目についてしまいがちですが、お子さんは勉強以外に何か得意なものはないでしょうか?

あるいは勉強の中でも、これならば得意!、もしくは好きそうな教科はありますか?

例え現状が親御さんの意に反していたとしても、子どもの得意なことや好きなことを伸ばしてあげるのは、親だからこそできる教育法のひとつなのです。

「努力すれば何とかなる」ではなく、子どもに向いていることを見つけてサポートしてあげて下さいね。

子どもの関心事を徹底的にやらせてみる

例えば、ゲームが好きな子どもであれば、プログラミングをさせてみるのもひとつの手です。
机に向かって勉強するものより、科学実験教室や体験型教室の方が向いているかもしれません。

つまり、「勉強をさせる」というアプローチを捨て、子どもがやりたがっているプログラミングを徹底的にやらせてみるというアプローチです。

勉強という“花”ではなく、別の才能の“花”が咲くと考えてみるということですね。

そして、日常では勉強という言葉を使わず、期間にして2週間程度、子どもの意思でやりたいようにさせてみましょう。

2週間程度の期間を設けることで、勉強に向いていないはずの子どもがなぜか勉強するようになった、という想定外の行動変容がみられる場合もあるようです。

しかし、それを期待しすぎることなく、まずは子どもの才能を伸ばしてあげること!

ここに一点集中してみて下さい。

 色々体験させて点の数を多く作っておくと、今後、点と点が線で繋がって学力に結びつくかもしれません。

「勉強ができない」と諦めるだけでなく、子どもの性格に向いた方法を取り入れていくといいのではないでしょうか。

そうすることで、今よりもやる気が出てきたり目に見える学力向上があったりするかもしれませんね。

まずは子どもに合った環境を模索してあげて下さい。

自分と子どもは切り離して考える

例え自分の子どもとはいえど、子どもは親の分身ではありません。

自分の得意不得意が子どもの得意不得意になるとは限らないのです。

そして、勉強ができることが幸せや成功につながるのかといえば、必ずしもそうなるわけではありませんよね。

子どもに幸せになって欲しいと願うのは親として当然ですが、親の思う幸せが必ず子の幸せと一致するとも限りませんから、自分と子どもは切り離して考え、きちんと子どもと向き合うことから始めてあげて下さい。

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