家庭学習における中学生の勉強のやり方とは?成績アップ方法をご紹介

家庭学習
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中学生は高校受験につながる大切な時期であるため、効率よく、かつ効果的に家庭学習に取り組んで欲しいとお考えの親御さんは多いことでしょう。

小学生と比べ、中学生は学ぶべき範囲が広くなったことから、家庭学習においては中学生の勉強のやり方が更に重要になってきます。

そんな中で親が頭を悩ませるのは、子どもがなかなか勉強しなかったり、テストで悪い点数を取ってものほほんとしていることではないでしょうか。

もちろん子どもだって、学校の小テストや定期試験で高得点をマークできたらすごく嬉しいはずですし、自信もついて学校生活がさらに楽しくなるに違いありません。

家庭学習において、中学生の勉強のやり方とはどのようなものがあるでしょうか。

効果的な成績アップ法も併せてご紹介しましょう。

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家庭学習における中学生の勉強のやり方とは?

家庭学習における中学生の勉強のやり方とは以下の3つです。

  • 家庭学習で基本の流れを作る
  • 定期テストに向けた学習スケジュールを立てる
  • できないところを見つける

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

家庭学習で基本の流れを作る

子どもが勉強をしない理由があるとすれば、それは至ってシンプルなものでしょう。

「勉強のやり方が分からない」

・・・これでは勉強のしようがありませんよね。

よって、「勉強のやり方」を教えてあげればよいのです。

家庭学習での基本の流れは以下の2つだけです。

  1. 予習
  2. 復習

予習って何をやればいいの?

まずは、教科書をよく読むことから始めましょう。

基本的に学校の授業は教科書のページ順に進んでいきますから、今習っている単元が分かれば、次はどの単元に進むかは分かります。

家庭学習の習慣がまだ身についていないのであれば、内容の理解度は別として、まず教科書を読むだけでも良いのです。

勿論、書いてある内容を理解し、問題の解き方もわかればそれに越したことはありませんが、そう簡単にはいかないのが実情だと思います。

どんなことを学習するのかという情報だけでも頭に入れておく!

例えば数学で、「三角形の合同条件」を習うと仮定します。

学校の教科書には、以下のような内容が記載されています。

合同とは、ぴったり重ね合わせることのできる図形です

「三角形の合同条件は3つある」

  • 3組の辺がそれぞれ等しい
  • 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
  • 1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい

上記の情報を頭に入れて授業に臨むかどうかだけでも差は生まれます。

以下を、学校の授業中の子どもの思考と仮定してご覧下さい。

【情報を事前に入れていた場合】

(例)今から三角形の合同の単元をするんだな。
→合同条件って書いてあったけど、それの説明を先生がし始めた。
→「3組の辺が~と、2組の辺とその間の~」 よし、それは分かる!
→両端の角の意味が、読んでいてよく分からなかったんだけど・・・。
(先生の説明をよく聞こう)
→合同条件ってそういうことか!

【情報を事前に入れていない場合】

(例)今から何の勉強するのかな。
→図形か。合同ってどんな意味だろう?
→ぴったり重ね合わさる図形のことか。
→次に、合同条件?何それ。
→両端(りょうたん)?両端(りょうはし)って読むんじゃないの?

・・・ちょっと極端かもしれませんが、情報を事前に入れていない場合、先生の説明を理解するのに遅れが出ることもあります。

下手をすれば、途中から完全に追いつかなくなり、授業が分からなくなってしまうことも。

事前に教科書をしっかり読むだけでも、十分立派な予習になるのです。

復習って何をやればいいの?

まず、復習はできる限り早いうちに取りかかりましょう。

そもそも人間の脳は、全てを長期間記憶しておくことはできないため、学校で学習したことはその日のうちに復習しておくのがベストです。

授業中に解いた問題をもう1度解き直し、公式などは見直して暗記し直して下さい。

習慣化させるために、まずは5分、短時間からでも構いません。

子どもが、これならできる!という範囲で継続させることが一番重要なのです。

先ほどの三角形の合同条件であれば、3つとも言えるかどうかの確認だけでも良いですね。

家で勉強はしているが、全然成績が伸びないという場合、この復習が疎かになっている可能性が考えられます。

家庭学習においては、勿論予習も大事ですが、復習の方がより大事です。

なぜなら、復習とは、まだ定着できていないことを習得し、できなかった問題をできるようにしていく行為だからです。

点数が伸びない原因は、できない問題ができないままだから。

できなかった問題をできる問題に変えていけば点数は上がる!

定期テストに向けた学習スケジュールを立てる

中学生の場合、まず定期テストまでのスケジュールを立てるところから家庭学習はスタートしていきます。

定期テストは範囲が膨大ですから、少なくとも1ヶ月前からはテスト範囲に合わせた家庭学習を行い、学校のワークを終わらせていかなければなりません。

もちろん、ただ単にワークを終わらせたからといって、成績アップにはつながりません。

間違えたところを最低3周は行わなければ、点数アップには結びつかないので、遅くとも2週間前にはテスト範囲の学校ワークを最低1周は終わらせておきましょう。

教科書・学校ワークを中心に扱う

学校ワークを定期テストの2週間前までに最低1周は終わらせましょうとお伝えしましたが、これには明確な理由があります。

というのも、学校の定期テストでは、教科書を含む学校ワークの中から出題され、基礎問題から標準問題までで約8割ほどの点数が見込めるからです。

もちろん、その時々で出題内容は異なりますが、数学の定期テストでいうと、実力を測るための応用問題はおよそ10点から20点の範囲で出題されることが多いのです。

ですから、標準問題まで網羅的に掲載されている学校ワーク中心に学習することにより、子どもの点数を安定させることにつながります。

おおよその教科で得点率が80%を切っている子どもは、応用問題ではなく、まずは標準問題までをテスト期間までにきちんとやり切ること!

応用問題に取り組んだところで点数アップにはつながらず、逆に基礎問題で取りこぼしが発生する可能性がありますから。

一方、おおよその教科で得点率が80%以上の子どもは、もちろん応用問題まできちんと解けるようにし、5教科合計450点以上の得点を目指して下さい!

できないところを見つける

こればどの教科にも当てはまることですが、まずできないところを見つけましょう。

できないところを見つけてできるようにする。

それがシンプルかつ効率的な学習法です。

それがもし暗記だけで解決するものであれば、覚えれば終わりですよね。

やり方は分かるけれどケアレスミスをしてしまう、という場合ならば反復練習が必要です。

その間、違えた問題を何度もやり直せば、いずれ定着してきます。

家庭学習をする上で後回しでもよいものは、考えても解説を見てもわからない問題です。

それは放置したりせず、テストギリギリになる前に、早急に先生に質問するなどしてクリアにしておきましょう。

勘違いされがち、悪い勉強方法

きれいなノート作りに時間をかける

もし、テストまでに時間が有り余っているならば、ノート作りに時間をかけるのも良いかもしれません。

ただ、限られた時間の中でノートをきれいにまとめることはおすすめできません。

なぜなら、目的がすり変わってしまっているからです。

ノート作りは、当初はテストで高得点を取るために始めたはずですよね。

でも、きれいにまとめることが目的になっていませんか?

出来上がったノートを見て満足していませんか?

それはテスト勉強ではありませんよね。

ノートが出来上がって、やっとスタートラインに立っただけです。

解けない問題をずっと考えている

解けない問題に出くわした時、どうしていますか?

延々と考え込んでいませんか?

もちろん、テストでは何とか答えを出そうと時間いっぱいまで粘る必要があるでしょう。

ただし、普段の勉強では、解けない問題やわからない問題に出くわした時は、すぐに解説を見たり質問したりする方が効率的です。

そうすることによって、考え込んでいる時間を、解法を覚えて類題を解く時間へと変えることができます。

時間は無限ではありませんから、時間は効率的に使いましょう。

では次に、中学生の教科ごとの家庭学習のやり方について詳しく解説していきましょう。

中学生の教科ごとの家庭学習のやり方とは?

テスト2週間前にはテストの出題範囲が発表されることが多いため、しっかりと計画を立てて勉強をスタートさせることが大切です。

テストに出やすいポイントや重要ポイントなど、授業の中でヒントになる発言をしている先生も少なくありませんから、日頃からしっかり授業を聞いておくこと、重要ポイントをしっかりノートに書き留めておくことも、定期テストで良い成績をとるために大切なことです。

では、中学生の教科ごとの家庭学習のやり方について詳しく解説していきましょう。

国語

定期テストとは、テスト範囲の授業をどれだけ理解できたかを見るものなので、特に国語に関しては、先生がオリジナルの問題を作ることはほぼありません。

オリジナルの問題は、生徒がどんな解答をするか予測がつきづらく、模範解答が作りにくいためです。

国語の定期テストは、ほぼ完全に「教科書」と「授業」に沿った内容なので、日ごろから「授業」をしっかり聞くことが大切です。

テスト対策として、文章読解問題は繰り返し教科書を読んで文章の内容を把握し、演習問題に取り組むことをおすすめします。

現代文

現代文の設問はいくつかの種類に分類されています。

  • 漢字
  • 選択問題
  • 抜き出し問題
  • 記述問題

これらの問題は偏りすぎてもいけないので、適度な量になるように調整されています。

漢字の読み・書き取り

出題範囲の漢字、特に「新出漢字」を必ず暗記して下さい。

何回も書くというよりは、「覚えるために書く」という意識で進めるのがポイントです。

得点を稼ぐことができる単元なので、落とさないようにしましょう!

記述問題

多すぎると採点が大変になるため、多く出題されることはあまりありません。

採点基準を明確にする必要があるため、授業中に模範解答を教えることが多いでしょう。

聞き逃さないようしっかりと授業に集中することがポイントです。

他の出題内容としては以下の3つがあります。

  1. 四字熟語・慣用句・ことわざ
  2. 詩・表現技法
  3. 国文法

これらについても、漢字と同様、得点につなげやすいので、テスト範囲をしっかりと暗記して臨みましょう!

古文・漢文

学校の教科書には小説や論説文(筆者の主張を説明したもの)、詩など、様々な文章がありますが、

その中でも、子どもが苦手意識を持ちやすいものが「古文・漢文」ではないでしょうか。

しかし、古文・漢文は、実はある教科と勉強方法が変わらないと言われています。

その教科とは・・・

英語です!

もともと、漢文とは「漢人(中国人)が書いた文章」のことを指します。

日本が固有の言語を持っていなかった時代、漢(今の中国)から文字を輸入するために、大昔の日本人は漢文を学びました。

つまり、漢文は実は外国語だったということです。

また、古文とは、「漢文の影響が残っているときに書かれた文章」のことを指し、平安時代に生まれ、その後、更にひらがなやカタカナも生まれることになります。

つまり、古文の言葉は、まだ生まれて間もない日本語の赤ちゃんというわけですね。

よって、古文の言葉は現代の日本語とは違うもので、同じ読み方の言葉であっても意味合いが変わってくるのはそのためです。

では、実際の勉強方法について説明していきましょう。

中学校で学習する古文・漢文は、文法的要素はあまり必要ありません。

  • 歴史的仮名づかい
  • 基本的な古文単語
  • 漢文の訓読文、返り点

知識面としては、以上の3つでOK。

現代語訳を覚え、古文・漢文を読むのに慣れることから始めて下さい。

そして、授業中の先生の発言を聞き逃さないこと!

これがとても重要です。

先生によっては、古文・漢文の解釈について話す先生もいらっしゃいます。

あるいは、その文章の歴史的背景を出題されるかもしれませんよね。

また、漢文に関しては、「レ点」や「一・二点」などの返り点、「未(いまダ~セず・ず)」などの再読文字があります。

これらの仕組みや読み方までしっかり学習し、漢文に対する不安を解消していきましょう。

仕組みさえわかってしまえばこっちのものです!

最後に、古文法については、「係り結びの法則」、「枕詞」くらいは頭に入れておくといいですね。

国語学習の最後の仕上げとして、「作者の名前」や「作者の他の作品」など、プラスαの部分でもポイントを稼ぎましょう!

社会

社会は暗記の要素が非常に強い教科です。

定期テストでは、歴史上の人物・地名・制度など、暗記を問われる問題がほとんどです。

暗記すればするだけ成績もアップするため、勉強の成果が出やすい教科でもありますね。

考える必要もありませんので、知識の量を増やせば成績も上がるというわけです。

暗記のコツは、一気に覚えようとするのではなく、繰り返し復習しながら覚えること!

そして、関連づけて理解することもポイントになります。

社会は「覚えているか覚えていないかを問うテスト」ということですね。

暗記系の科目は、インプット(覚える)アウトプット(確認する)という繰り返しが必要になります。

教科書を繰り返しよく読む・太字や重要事項を書いて覚える(インプット)

学校のワークや問題集で覚えたかどうか確認する(アウトプット)

この作業を繰り返すことで実力が身につきます。

歴史

【歴史の全体的な流れを覚える】

理由:歴史の勉強は時系列で覚える必要があるから

対策:時代の名前を全部暗記する

【重要人物の名前を覚える】

理由:歴史上の人物は定期テストで出題されることが多いから

対策:人物の名前は漢字で書けるように、何をした人物か詳細まで覚える

【年号を覚える】

理由:年号を覚えることにより時系列を覚えやすくなるから

対策:語呂合わせで覚える

地理

【世界地図・日本地図を覚える】

理由①:地理を勉強する上で「地図」は重要だから

理由②:日本だけでなく世界の地理も学ぶため、地球の全体像を把握する必要がある

対策:世界地図を壁に貼るなどして普段から身近なものにするのもひとつ

【グラフや表を覚える】

理由:グラフや表を使って、何を意図としているのかを問う問題が頻出だから

対策:問題集をひたすら解き、解説を読みながら確認する作業を繰り返し行う

【地域ごとの特色を覚える】

理由:地域と、その地域の特色を関連付けて覚えると効率がいいから

対策:日本に限らず、世界においても地域の名前が出てきたときに、気候・産業・特産物などをセットで覚えるように習慣化する

公民

【新聞やニュースを見る】

理由:「社会に出たときに身につけておくべき一般常識」を学ぶ科目が公民であるため、日ごろのニュースに関心を持つことが大切だから

対策:普段からニュースに触れる環境を作り、身近なものにしておく

【身近な問題に関心を持つ】

理由:公民は現在の政治・社会・経済を学ぶ科目だから

対策:身近に起こる出来事で、問題に感じることを探してみる

(例)税金・保険制度など

数学

計算を間違えずにスピーディーに行えるよう、しっかりと計算問題に取り組みましょう。

数をこなし、計算に慣れることが大切です。

また、公式は単に暗記するのではなく、どのような問題で使うのかを理解することが重要となります。

公式の使い方や考え方をマスターできるよう、教科書やワークにある例題など、多くの演習に取り組んで下さいね。

問題を見て、使うべき公式をすぐ判断できるようにする

問題を読んで、使うべき公式がわからないのは圧倒的な演習不足です。

そこで、まずは学校の教科書に載っている例題や問題をスラスラ解けるようにしましょう。

他教科と同様、数学の定期テストの目的も、学習内容の理解度を測定することにあります。

よって、数学の定期テストで高得点を取るためには、数学に関してもやはり「教科書の内容をしっかり理解すること」が大前提となります。

他の教科に比べると、教科書に例題・練習問題が多く載っていますから、できる限り多くの問題に取り組んで下さいね。

中学校の教科書、問題集を完璧にする

教科書の次のステップは問題集です。

教科書だけでは、少々問題演習量不足でしょう。

定期テストで高得点を取るには、限られた時間内で正しく問題を解く必要がありますから、悠長に公式を思い出している暇はありません。

そこで、問題を読んですぐに公式を判断できるよう、学校の問題集も活用し演習量を増やしましょう。

数学の問題を読んですぐ公式がわかるようになるまで、同じ問題を何回も解き直して下さい。

先生が作ったオリジナルプリント、配布されたプリントも必ず取り組みましょう!

途中式をしっかり書く

計算問題は、途中式を省略せず、しっかり丁寧に書くことを意識してみると良いでしょう。

計算力が上がると、自然と工夫した途中式の省略ができるようになりますよ。

急いで途中式を省略し過ぎると、字も雑になり計算ミスも増えます。

九九や簡単な四則演算など、小学生低学年で習う計算以外は省略しない!

理科

理科も暗記が多い教科ではありますが、あらゆる分野で計算が必要になり、暗記だけでは不十分です。

よって、理科の学習ポイントは、暗記と計算をバランスよく行っていくことにあります。

もちろん、用語の暗記は必ず必要ですし、暗記だけで対応できる範囲も広いのですが、計算から逃げてしまうと物理分野が壊滅的な点数になってしまいます。

ですから、暗記を行いつつ、計算問題も解けるようにするのがベストな選択肢となります。

法則や公式に関しては、演習問題に繰り返し取り組むことで、その意味を理解しやすくなりますので、演習を通して暗記しつつ計算力も養っていきましょう。

英語

英語の勉強法の基本は、単語の暗記です。

単語を知らなければ英文を理解することができませんので、まずは単語をしっかりと覚えるようにしましょう。

単語を覚えたら、次は文法です。

文法は、初めは教科書などの例文をそのまま覚えるようにすると、具体的な使い方も身に付き、効率的に覚えられますよ。

続いて、英作文と英文読解を中心に取り組んでいきます。

もちろん、英単語や文法問題も出題されますが、学校の定期テストでよく問われるのは英作文と英文読解です。

英文読解から・・・

本文和訳→英単語の意味を覚えられる

和文英訳→英単語のスペルも併せて覚えられる

教科書に載っている英文は、定期テストにも出題されやすいため、効率よく勉強できるでしょう。

では最後に、学年ごとの行うべき学習と時間配分について考えていきたいと思います。

学年ごとの行うべき家庭学習と時間配分とは?

学年によって、行うべき学習はどのように違うのでしょうか?

時間配分は?

また、1日どれくらいの勉強時間を確保しなければならないのでしょう?

学年ごとの行うべき家庭学習と時間配分について、順に確認していきましょう。

行うべき家庭学習とは?

学年別にはどのような家庭学習を行っていけばいいのでしょうか?

具体的には次のとおりです。

  • 中学1年生は学習の習慣化
  • 中学2年生は実力テストを見据える
  • 中学3年生は受験勉強の基礎固め

中学1年生

小学校では教科書自体も薄く、先生も時間に余裕があるため、授業内で予習・復習を行うことが可能でした。

また、テスト自体も基本的な問題が多く出るので、高得点が取りやすかったと言えるでしょう。

そのため、小学生の勉強のやり方としては、日々の授業をしっかり聞き、宿題を欠かさず行うことが第一です。

しかし、中学校では教科書も厚くなり、習う内容も増えるため、先生が予習や復習を行う時間はありません。

よって、理解が定着できないまま先に進む場合も多いと言えます。

また、テストも小学校と比べて大きく変わりますね。

中間・期末・学年末テストなどです。

これらは範囲が広く、基本的な問題だけでなく応用問題も出題されますから、中学生の勉強のやり方としては、日々の予習・復習はもちろんのこと、テスト勉強にどれだけ熱心に取り組めるかで大きく変わってきます。

総じて言えることは、中学校では自分自身で勉強に取り組む力が求められるということです。

中学1年生の家庭学習では、まず決められた時間に決められた量の勉強を行うことを目標にして下さい。

これが家庭学習の習慣化につながります。

小学生から進級した時点では、まだ家庭学習ができるようにはなっていない子どもも多いかもしれませんので、まずは習慣を作るところからスタートしましょう。

中学2年生

中学2年生のポイントは、実力テストを見据えた勉強をしていくことです。

というのも、中学1年生から2年生に進級すると、前の学年の内容を覚えているかどうかが学校の授業でも問われるようになるためです。

実力テストで高得点を取る勉強をしておくと、同時に学校の授業にもついていきやすくなります。

もちろん、苦手な範囲を中心に取り組んでほしいのですが、特に数学の文字式が苦手な場合には優先して取り組むようにしておいて下さい。

また、英単語が苦手であれば、家庭学習では暗記を中心に取り組んでもいいでしょう。

中学3年生

中学3年生の家庭学習のポイントは、受験勉強の基礎固めを行うことです。

受験勉強の基礎固めとは、学校から配布されたり自分で購入したりした受験勉強用のテキストで、基本と書かれている問題がすべて解ける状態を指します。

この状態を目指すためには、まず単元別、レベル別に分かれている受験用テキストを使用し、習ったところをどんどん解いていきます。

すると、忘れている箇所や苦手分野があぶり出されるので、基本問題を1周したあとは、苦手問題をひとつずつ押さえていって下さい。

基礎固めが終わった次のステップとして、目指す学校が決まり次第、入試の過去問題に取りかかりましょう。

学校の出題傾向も確認しながら、自分自身に必要な学習に絞り、時間の使い方も工夫して効率的な家庭学習になるようにして下さいね。

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