小学校のクラス替えの決め方!要望の可否や特殊な新一年生事情も!

学校行事
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新年度と言えばクラス替えですよね。

小学校のクラス替えは以前は2年おきの学校が多かったですが、今は1年おきにクラス替えがされることが多いようです。

けれども、地域によってはクラス替えがないところも珍しくないようで、小学校でもクラス替えをしたことのない人もいるそうです。

他方で、クラス替えのある人にとってはクラスのメンバーがどうなるのか気になりますよね。

特に小学校1年生にとっては、いろんな保育園や幼稚園から友達がやってくるので、親御さんにとってもある意味ドキドキですよね。

学年が進むと友達同士のトラブルもあったりしますが、そういった場合、クラス替えの要望は受け入れてもらえるのでしょうか。

そもそも小学校のクラス替えの決め方はどうなっているのでしょうか。

そこで、ここでは、小学校のクラス替えの決め方について、詳しく見ていきたいと思います。

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小学校のクラス替えの決め方は?

小学校のクラス替えの決め方は、以下の点について考慮されます。

  • 学力
  • スポーツやピアノなどの長所
  • リーダシップなどの個性
  • トラブルや問題

順番に、見ていきましょう。

クラス替えのときに考慮される要素

学力

中学校のクラス替えでも、この点は考慮されます。中学校ではどちらかというと重要視される観点です。

ただ、小学校の場合は、学力をどの程度重要視するかは各小学校によって異なるようです。

学力についてはあくまで一要素であるという認識の小学校と、中学と同様学力を最重要視しそれをベースに以下の個性・特徴について考慮していく小学校があるようです。

スポーツやピアノなどの長所

小学生でも中学年~高学年になると、すでに運動能力やピアノなどお稽古事による長所が顕著に表れ始めますよね。

運動会では、チーム戦だけではなく足の速い子が輝けるリレーがあります。

音楽発表会や合唱コンクールを開催する小学校では、ピアノの伴奏ができる子は活躍の場がありますよね。

このように、学力以外の輝く個性を持つ子どもたちができるだけ活躍できるよう、1つのクラスに集中してしまわないように、分散させています。

リーダーシップなどの個性

似たような観点で、リーダーシップがとれる子がひとクラスにかたまることのないよう、分けられることが多いです。

小学校でも児童会活動がありますよね。主に高学年で構成される、中学校でいう生徒会のようなものです。

この活動に各クラスから数名が参加できるよう、あらかじめリーダーシップのある子は分散されています。

トラブルや問題

友達同士でのトラブル、いじめ、保護者間でのトラブルも考慮に入れます。

直前年度に生じた問題だけでなく、過去のことも踏まえてクラス替えの決定をします。

こちらはトラブルではないですが、同じ学年の兄弟や双子は基本的には同じクラスにはしないそうです。

クラス替えのねらい

以上のことから、小学校のクラス替えの狙いは、「クラス間の差がない、いろんな子がいる個性豊かなクラス」を目指していることがわかりますね。

子どもたちの成長という観点では、様々な人と出会い、新たな関係を築いていく練習といったところでしょうか。

また、クラス替えの頻度が2年ごとから1年ごとへ増えた理由の一つには、昨今のいじめ対策などの社会時勢が見え隠れします。

子どもたちの成長という観点に立っても、クラス替えの頻度が増えて人と出会う機会が増えることは良いことですよね。

小学校のクラス替えの決め方は、以上の点について考慮されることがわかりました。

さて、次に小学校のクラス替えについて要望は受け入れてもらえるのか、見ていきましょう。

小学校のクラス替えについて要望は受け入れてもらえるの?

小学校のクラス替えについての要望は、原則受け入れてもらえないと考えた方が良いでしょう。

そうですよね、みんなの要望すべて叶えるなんてできませんから。

そもそもクラス替えについて要望を伝えること自体にも賛否がある時代なんですね。

けれども、上記のクラス替えの決め方でも検討されていた通り、いじめや問題については学校側も敏感なはずです。

問題等がすでに外へ表面化されていて先生方からも判断できる場合は、先生方の方から判断材料に加えてもらえるでしょう。

こんなふうに、先生の方から聞いてくることもあるんですね。

まだ問題が顕在化さらえていなかったり、そこまでではないのだけれど・・・という場合も、ぜひ一度先生に相談されてみてはいかがでしょうか。

その際、単純に「○○ちゃんと相性が合わないので。」というような言い方はおすすめできません。

「以前〇〇ちゃんと一緒に遊んだことがあって、その時にこういう出来事があったようでして・・・・」と、先生が話を聞いてくれるような言い方を心がけましょう。

先生方も、基本的には、みなさんに集団生活をできるだけ楽しく送ってほしいという願いを込めてクラス替えを決定します。

どうせ要望は受け入れてもらえないし、とすぐにあきらめず、ちょっとでも気になるなら話してみましょう。

ちなみに、クラス替えの時期でなくとも、子どものことで気になることがあったときは先生に相談されておいた方が良いですよ。

ということで、小学校のクラス替えについての要望は、基本的には受け入れてもらえないと考えた方が良いですね。

けれども、気になる点はダメもとでも伝えるようにしましょう。

最後に、小学校1年生のクラスの決め方を見ておきましょう。

小学校新1年生のクラスの決め方は?

小学校新1年生のクラスの決め方は少し特徴があります。

小学生は個々人の発達・発育の差が顕著です。

そのためその差を埋めようと、クラス間で調整をしながら、新しいクラスを決めるんでしたよね。

個々人の発達・発育の差が顕著であることは新1年生も例外ではありません。

それどころか、かなりの個人差がありますよね。

4月生まれと、同学年早生まれの3月生まれでは約11か月の差があることは有名です。

さらに、6歳ごろというのは生まれ月に関係なく、まだまだ発達に個人差がある年齢でもあります。

それなのに、新入生である1年生についての情報は小学校で担任をされる先生方のところには少なく、新入生の通っていた保育園・幼稚園にあるのです。

小学校入学を機に引越しをするご家庭も珍しくありません。

したがって、2年生~6年生のクラス替えとは打って変わって、判断材料が乏しく、かなりやりにくいそうです。

もちろん、各保育園・幼稚園から引継ぎはあるそうですが、実際一緒に過ごしていないとわからないことが多いですよね。

それでも、やはり友達とのトラブルが多いなどの問題を抱えていたり、暴力的な側面が見られる場合は、特に気を配って引継ぎをされるそうです。

そこで、近年では、「仮クラス」なるものが一部の小学校で導入されているそうです。

入学直後は誕生月や地域を参考にクラスを分け、一定期間経過後、正式なクラスでスタートするそうです。

この一定期間に担任の先生も交代で全クラスを見るそうですよ。

全国的には導入小学校はまだまだ少なく、新しい試み自体なかなか受け入れられるのが難しいのが学校現場の現状のようですが、子どもたちのために良い試みであるのなら、ぜひ広まってほしいですよね。

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