中学に入学したばかりの頃は、まだ小学生気分が抜けず、高校受験にまで考えが及ばないかもしれません。しかし、2年生の夏休みあたりからは、学習塾に通い始める同級生が増え始めるなど、嫌でも高校受験を意識するようになります。では、高校受験を控える中学生は、どのような学習塾を選べば良いのでしょうか。
こちらの記事では、金沢文庫で中学生に人気の「個別指導塾」の特徴やメリット・デメリット、個別指導塾を選ぶ際の注意点についてご紹介しています。
金沢文庫で中学生に人気!「個別指導塾」の特徴とメリット
学習塾には、講師1名に対して複数名の生徒でクラスが構成されている集団指導型や、講師1名に対して生徒が1~3名でクラスが構成されている個別指導塾があります。
これらの学習塾にはそれぞれに異なった特徴があり、メリットもデメリットもありますが、中学生になって始めて塾に通うという場合では、個別指導術がおすすめです。
それでは、個別指導塾の特徴やメリット・デメリットについてご紹介していきましょう。
個別指導塾の特徴
個別指導塾は週人数制またはマンツーマン制の授業を展開する学習塾で、集団指導型学習塾とは異なり、授業内容を自由にカスタマイズできるという特徴があります。
特にマンツーマン授業では、学校の授業でわからなかった個所を集中的に学習できますので、学校の授業に後れを取っていると感じている場合には特におすすめです。
また、学校で学習した内容をさらに深掘りしたり、応用問題にチャレンジしたりできるほか、専門分野に特化した授業も受けられます。
個別指導塾のメリット
個別指導塾のいちばんのメリット、それは講師を独り占めできるということですが、個別指導塾にはそれ以外のメリットもあります。
部活との両立が容易
個別指導塾では授業内容やスケジュールをすべてカスタマイズできるため、部活との両立も容易に行えます。
また、授業の曜日や開始時間、授業時間についての融通も利くため、部活だけでなく習い事のスケジュールに合わせたカリキュラムの作成も可能です。
集団指導塾の授業は、毎週同じ曜日の同じ時間に授業が行われますので、その授業に出席できなかった場合では1時限分の遅れを取ることになりますが、個別指導塾ならその心配がありません。
この点は、個別指導塾の大きなメリットだといえるでしょう。
コミュニケーションが苦手な生徒にも対応可能
個別指導塾では、少人数もしくはマンツーマンで授業を受けられます。
特にマンツーマン授業では、講師と1対1で向き合いながら授業内容の理解を深めることができます。
そのため、大勢の人たちとのコミュニケーションが苦手な生徒でも、苦痛を感じることなく授業を受けられます。
また、集団指導塾では、質問のタイミングを失ってしまうと、わからない個所がそのままになってしまうことがありますが、個別指導塾ならその都度講師に質問できます。
つまり、わからない個所を残さず次の単元に進むことができるということです。
オーダーメイドの授業が可能
個別指導塾では、学校の授業の補習、高校受験対策のほか、英検対策や漢検対策、プログラミングなど、専門性が高い内容に絞り込んだ授業を受けることもできます。
英検や漢検は独学でも合格を目指せますが、より効率良く合格を目指すのなら、専門家による指導を受けるのがいちばんです。
個別指導塾では、英検などの資格試験対策においても、苦手な部分をピックアップして集中的に学習できますので、短期間での資格取得を狙えます。
個別指導塾にはデメリットもある?
個別指導塾には集団指導塾にはないメリットがありますが、その一方で知っておく必要があるデメリットもあります。
個別指導塾の利用をお考えなら、これからご紹介するデメリットにも目を向けて入会を検討することをおすすめします。
集団指導型よりも費用が割高
個別指導塾は集団指導塾よりも費用がやや高額です。
特にマンツーマン授業の場合では、1人の講師が1人の生徒に付きっきりで授業を行うことになるため、少人数制の個別指導塾よりも費用が高額になる可能性があります。
なお、個別指導塾でかかる費用については塾ごとに異なりますので、気になる個別指導塾を見つけたら、初めにかかる費用の総額を確認しておくことをおすすめします。
自分の現在地が見えにくい
個別指導塾では、少人数またはマンツーマンでの授業展開となりますので、自分の現在地が見えにくいというデメリットがあります。
たとえば、学校や集団指導塾の場合では、クラス全体や学年全体の中で自分の現在地を確認できますが、個別指導塾ではそれができません。
つまり、自分の学力レベルを知るためには、文部科学省が実施している全国学力テストで確認しなければならないということです。
また、模擬試験運営会社のテストを独自に受けるという方法もありますが、個人申込の場合では費用が割高になることがありますので注意が必要です。
個別指導塾が向いているのはこんな中学生
個別指導塾には数々のメリットがありますが、場合によっては費用がかなり高額になることがありますので、入会を希望するのなら慎重に検討しなければなりません。
そして、検討する中で特に注意していただきたいのが、実際に塾に通う生徒が個別指導塾に向いているか否かということです。
それでは、個別指導塾が向いている中学生の特徴についてご紹介しますので、入会を検討する際の参考にしてください。
毎日の学習が習慣化していない
毎日勉強机に向かいはするものの、気が散って勉強に身が入らない、何から手を付けたら良いのかわからないなどで学習が習慣化していない生徒は、個別指導塾に向いています。
このようなタイプの生徒は、集団指導塾に入塾したとしても長続きしない可能性が考えられます。
一方個別指導塾で講師とのコミュニケーションを楽しく感じられるようになれば、学習そのものにも身が入り、学習を習慣化することができるようになるでしょう。
学校の授業内容について行けない
基礎的な部分を理解できていない生徒には、個別指導塾が向いています。
授業内容の理解スピードには個人差があり、内容をその場で理解できる生徒がいれば、理解するまでに時間がかかる生徒もいます。
そして後者の生徒の場合では、自分のスピードで学習を進めることが授業内容の理解につながります。
つまり、マイペースで学習を進められる個別指導塾が向いているということです。
苦手教科を克服したい
苦手教科を克服できない原因のひとつとして挙げられるのは、「どこの段階で躓いたのかわからない」「そもそも何がわからないのかがわからない」ということです。
これらの問題は、生徒自身や保護者が答えを出そうとしても、そう簡単に答えを出せるものではありません。
つまり、問題解決にはプロの力を借りる必要があるということです。
個別指導塾では、生徒が躓いた原因を今期弱く探り、ベストな改善策を見つけて学習を進めます。
そのため、苦手教科を克服できない原因を取り除いた上で、効率良く克服を目指すことができるのです。
部活や習い事を犠牲にせず受験勉強をしたい
中学生の時期はあらゆるものに対する興味が膨らむ時期で、それが部活だったり習い事だったりする場合では、それらを犠牲にすることなく受験勉強をしたいと考えるでしょう。
個別指導塾では、部活や習い事のスケジュールを優先してカリキュラムを組むことが可能ですので、これらを犠牲にすることなく受験勉強に取り組めます。
特に部活と習い事を同時に行っている場合では、スケジュール管理が難しくなることがありますが、個別指導塾にスケジュール管理を任せれば、スケジュールに頭を悩ませることがなくなります。
金沢文庫で個別指導塾を選ぶ際の注意点
金沢文庫で個別指導塾を選ぶ際には、以下の点を意識してみてください。
講師の質が高いこと
個別指導塾に在籍している講師の質は塾ごとに異なり、中には学生アルバイトが講師として勤務している学習塾もあるようです。
もちろん、学生アルバイトの講師であっても、優秀な講師であればスムーズに学習を進めることはできるでしょう。
しかし、これまで塾を利用したことがなかったり、学習方法自体がわからなかったりする生徒の場合では、知識と経験が豊富な講師による指導を受けさせたいものです。
つまり、個別指導塾を選ぶ際には、講師の質をしっかりと見極めることが大切だということです。
1人の講師が担当する生徒数を確認しておくこと
個別指導塾には、複数人クラスとマンツーマンクラスがあり、どちららに対応しているのかについては塾ごとに異なります。
この点は見落としがちですが、あらかじめ確認をしておかないと、マンツーマン授業だと思っていたのに3人のクラスだったというようなことが、実際に起こり得るのです。
個別指導塾とはいっても、システムは塾ごとに異なる可能性がありますので、システムについては入会前にしっかりと確認しておくことが大切です。
サポート体制が整っていること
個別指導塾を選ぶ際には、サポート体制が整っているという点を重視しましょう。
個別指導塾のサポートには、学習の進捗度合いの相談、受験相談、進路相談、コースに関する相談などがありますので、まずはこれらの有無についてしっかりと確認しておいてください。
特に受験や進路についてのサポートは重要ですが、それは、学習の進捗状況によっては志望校の変更などについての見直しが必要になることがあるからです。
このようなサポートは、生徒だけでなく保護者も対象になりますので、ぜひ、個別指導塾を選ぶ際の参考にしてください。
特に授業料が格安に設定されている個別指導塾では、サポート体制が整えられていないところがありますので、この点については十分に注意してくださいね。