テスト勉強や受験勉強に限らず、勉強していると泣いてしまうという悩みを持つ人は少なからずいます。
勉強にストレスを感じて泣くのはなぜでしょう。
勉強がわからなくて、プレッシャーがきつくて、成績が落ちてしまって・・・
人それぞれ勉強に関するストレスはさまざまです。
そこで、ここでは、勉強にストレスを感じて泣くのはなぜなのか、ストレス症状や解消方法についても見ていきたいと思います。
勉強にストレスを感じて泣くのはなぜ?
勉強にストレスを感じて泣くのはなぜでしょう。
涙は、身体からのSOSのサインの一つです。
ただし、泣くこと自体がストレスの解消になることもあるので、一概に「泣く=悪」とも言えません。
何事もそうですが、対処法を考えるには原因を突きとめなければ始まりません。
今回の場合は、「なぜ勉強にストレスを感じているのか」を自分なりに分析してみてください。
- 勉強したいのにできないから
- 勉強したくないのにさせられているから
- 成績が上がらないから
- 勉強の内容が分からないから
これらはあくまでも一例であって、勉強にストレスを感じる理由は五万とあるでしょう。
次に、なぜそうなったのかを考え、その原因を解消できるように行動します。
勉強したいのにできないから
勉強したいのにできない人によく見られるのが体調の問題ですよね。
気持ちは勉強に向いているのに、体調がついてきてくれない。
けれどもこの場合、まず優先的に解消すべきは体調面のはずです。
勉強のことはひとまず置いておいて、体調の回復を優先させましょう。
勉強したくないのにさせられているから
したくないことをさせられるって、ストレスかかりますよね。
だいたい勉強というのは誰にとってもしたくないものなので、誰にとってもストレスです。
それでも、泣くというのはかなりの圧がかかっているのかもしれません。
させられているのが、「親に」なのか「志望校のため」なのかでもストレス具合は異なるはずです。
親御さんと話し合うことや志望校の見直しが必要かもしれませんね。
成績が上がらないから(成績が下がったから)
泣くほどということは、ある程度勉強しているのに上がらなくてそのギャップにストレスを感じているのだと思います。
以下の記事では、成績が上がらないときに特化したストレスの対処法を紹介していますので併せてご覧ください。
勉強の内容が分からないから
勉強の時間をちゃんと確保して、勉強しているのに理解できないとむなしくなってきますよね。
自分でわからない問題を解決することももちろん大切ですが、分からないときは潔く諦めて誰かに質問してしまいましょう。
時間をかけすぎることももったいないですよ。
ストレスで体調に異変を感じた場合には、医療機関で診察してもらうのも一つの手段です。
うまく対処しながら乗り越えていきましょうね。
以上、勉強にストレスを感じて泣くのはなぜなのか見てきました。
次に、勉強のストレス症状について見ていきましょう。
勉強のストレス症状は?
勉強のストレス症状にはどんなものがあるのでしょうか。
- 泣く
- 頭痛
- 腹痛
- イライラ
- 食欲不振
- 抜毛症
泣く
泣くという症状でも突然泣き出すとか、涙が止まらないとか、症状はさらにいろいろあります。
症状の程度や重さによっては病気が隠れているかもしれません。
心療内科の受診が必要な場合もあります。まずは親御さんに相談してみましょう。
頭痛
長時間勉強した後は頭が疲れて痛くなることはあります。
しかし、短時間で痛くなる場合はストレスが溜まっているからかもしれません。
ただ、頭痛はまだストレスの症状としては軽いことが多いので、眠ると解消することも多いです。
強さや頻度によっては医療機関に相談しましょう。
腹痛
ストレスによる過度の緊張で腹痛を起こしてしまう人は意外と多いです。
自分の中で「頑張らなくては」という気持ちがあるにもかかわらず、体がついていけないことから腹痛が起こると言われています。
こちらも症状がひどい場合には適切な対処が必要です。
イライラ
些細なことでイライラしてしまったり、気分転換をしたり音楽を聴いたりしてみても常に頭の中には勉強があって楽しいと思えなくなっている状態です。
さらに、勉強の効率も下がり、思うように勉強が進まない状況にまたイライラするという悪循環が生まれます。
以下の記事では、勉強にイライラしてしまう際の対処法について解説しています。
食欲不振
食事がのどを通らない、食べたくないという症状が出ることがあります。
逆にストレスから過食(食べすぎ)になることも考えられます。
受験勉強中は運動量が減りますから、体重増加は誰にでも起こり得ることです。
けれども、気になるほどの体重増減には気をつけておきましょう。
抜毛症
自身の毛髪を抜くことを繰り返し、それにより毛髪がなくなる症状を指します。
頭の毛だけでなく、眉毛やまつ毛も抜いてしまいます。
実際これまでの教え子の中にも受験勉強中、この症状に悩んでいる子がいました。
ただ、受験が終わるとぱったりとその癖はなくなったようです。
以上、勉強のストレス症状にはどんなものがあるのか見てきました。
最後に、勉強のストレス解消方法をご紹介しましょう。
勉強のストレス解消方法!
勉強のストレス解消方法をご紹介しましょう。
- 発散する
- 休息をとる
- 整理する
- コミュニケーションをとる
発散する
普段我慢していることを思いっきりやることでストレスを発散させます。
例えば、ライブコンサートで叫ぶ、スポーツで汗をかく、買い物に行く、カラオケで大声で歌う、甘いものを食べるといった方法です。
爆買い・食べすぎにはくれぐれもご注意を!泣くというのも発散方法の一つと言えますね。
休息をとる
湯船にゆっくりつかる、カフェや家でお茶することで休息になるでしょう。
睡眠は、間違いなくいちばんのストレス解消方法と言えますね。
特にテスト勉強期間中や受験勉強中は睡眠不足になりがちです。
普段から、6~8時間くらいは睡眠時間を確保したいところです。
整理する
気持ちが混乱しているときには、身の回りの整理整頓(机や本棚)をしてみましょう。
単にノートや参考書類をいったん閉じて、勉強から離れるだけでも効果が期待できます。
コミュニケーションをとる
勉強していると、どうしても一人の時間が多くなりがちです。
家族だけでなく、友だちや先生とも話をしましょう。
同じようにテスト勉強や受験勉強を頑張っている友だちなら、共感してもらえるだけもこころにゆとりが生まれます。
学校の先生や塾の先生なら何かいいアドバイスがもらえるかもしれませんよ。