学校行事の一種に三者面談がありますよね。
塾へ通っている子どもたちにとっては、塾でも同じような面談が行われます。
多くは学校の三者面談同様、子どもと保護者と塾の先生の三者で行われます。
場合によっては二者で行う場合もあります。
三者にせよ二者にせよ、塾の保護者面談って何を話すのか、どんな準備がいるのか、気になりますよね。
そこで、ここでは、塾の保護者面談の内容や保護者がすべき質問など、面談に出かける前に知っておきたいポイントを見ていきたいと思います。
塾の保護者面談で話されるテーマとは?
塾の保護者面談で話されるテーマをまとめてみましょう。
- 子どもの塾での様子の共有
- 学校の成績の確認・共有
- 模試等の成績の確認・共有
- 志望校や進路の確認・共有
- 子どもの勉強への意欲・態度の確認・共有
- 講習会の案内や追加授業の提案
順番に、詳しく見ていきましょう。
子どもの塾での様子の共有
学校の三者面談でも、担任の先生が子どもの学校での様子を保護者に共有すると思います。
塾の保護者面談でも塾での子どもの様子を、塾の講師や担当者が共有します。
学校でも塾でも、そこでどんなふうに子どもが過ごしているのか、保護者の方からは全く見えない部分ですよね。
確かに学校と比べると塾で過ごす時間は短いかもしれませんが、別の学校の友人ができたりしますから、交友関係も含め、塾の先生に共有してもらいましょう。
今日は、息子(小6)が通う塾の保護者面談へ。日常は、この教室を通して”提供者側”なので、その逆の”受け手側”から話を聞く機会は貴重で、とても勉強になりました🤔
— かむがふ (@KamugafuShogi) April 13, 2023
学校の成績の確認・共有
塾へ通う目的は人により様々かもしれませんね。
一般的には、「学校の成績を上げる」とか「志望校に合格する」など成績向上だと思います。
したがって、基本的には学校の成績が上がっているか?下がっているか?を確認します。
中には学校の成績を知らない・聞いていないという保護者もいらっしゃいます。
塾の保護者面談をうまく活用して、子どもの成績を知っておきましょう。
模試等の成績の確認・共有
受験生であれば、学校の成績以外にも模試等を受けていると思います。
学校のテストは既習範囲からの出題であるため、模試になると成績が下がる・・・・という声も聞かれます。
ですから、学校の成績と模試の成績に乖離はないか?得意・不得意はあるか?等、模試においてどれくらい得点できるのか確認しておきましょう。
偏差値や合格判定は絶対のものではありませんが、長年のデータの蓄積の賜物ですから、参考にする価値はあると思います。
志望校や進路の確認・共有
学校の成績や模試等の資料が出そろえば、志望校や進路について具体的な話ができます。
受験生であれば、志望校との差や今後の学習計画・方針について話があるでしょう。
まだ受験生でない学年であっても、子どもに合いそうな学校やレベル等を塾の先生に聞いておくのも良いと思いますよ。
そうすることで勉強へのモチベーションが上がりますし、なにより子どもが意欲的であることは一番必要なことです。
また、志望校を決定するときには単に偏差値だけでは決められないですよね。
実際に足を運んでみる必要がありますから、早めに情報収集しておくに越したことないかなと思います。
子どもの勉強への意欲・態度の確認・共有
これも、学校での三者面談での話題に似ているかもしれませんね。
塾での勉強への意欲はどうで、ご家庭ではどんな様子なのかを確認・共有します。
例えば、塾の宿題をやってこないケースがあります。
そういう場合にはおそらくご家庭でも勉強している素振りはないと思われます。
では、どうすればいいか?を話し合い、解決策を考えます。
講習会の案内や追加授業の提案
保護者面談のタイミングや目的にもよりますが、講習会や追加授業の提案が、保護者面談のタイミングであることは多いです。
なぜなら、保護者面談はだいたい長期休暇前の学期終わり、学校の成績が出る前後が多いからです。
また、保護者面談をするということは成績が芳しくない場合もあり、その打開策として追加授業の提案がある場合もあるでしょう。
いずれにしても、必要以上の提案や勧誘をしてくる場合は断れば良いですし、そもそも必要がないと思えば断れば良いと思います。
さっき、娘の塾の保護者面談に行ってきましたよ。それなりに英数国の講師がそれなりに塾での様子を伝えてくれたのはいいのだけど、夏休み講習会のオプション講座の勧誘はちょっとまいったな。必要ないと、はっきりと断ったけど(苦笑)。
— ノリパー (@noripa_v3) July 7, 2012
ただ、信頼を寄せている塾なのであれば、その提案には意味があるものでしょうから理由や学習計画・カリキュラムをしっかりヒアリングして決めましょう。
以上、塾の保護者面談で話されるテーマをまとめてみました。
それでは、塾の保護者面談の際に保護者はどんな質問をすれば良いでしょうか?
塾の保護者面談の際に保護者がすべき質問とは?
塾の保護者面談の際に保護者がどんな質問をすれば良いかをまとめてみましょう。
- 目標やこれからの見込みについて
- そのための学習計画について
- 模試の成績表の見方について
- 家庭でのサポートについて
- 交友関係について
順番に、詳しく見ていきましょう。
目標やこれからの見込みについて
大きく目標と書きましたが、これは人それぞれだと思います。
よくある目標と言えば受験ですが、人によってはもっと小さなスモールステップも目標になる人もいます。
最終的な目標は受験合格だけれども、そもそも学習の習慣のついていない人にとっては、学習習慣を身につけることがまずは目標となるはずです。
また、最終的な目標を受験合格としたとしても、子どもの現在の成績だけでなく、子どもの意欲や学習態度も勘案してその目標達成の見込みはどれ程なのかも確認しましょう。
もっとも、目標達成には子ども本人の頑張りが必要不可欠ですから、子どもは何に取り組めばいいのか具体的に把握しておく必要がありますね。
それが、次の質問です。
そのための学習計画について
目標や志望を決めたら、現在の学力や成績と比較し差を埋めなければいけません。
そのために、何をどれだけするのか、いつまでにするのか等の学習計画について質問しましょう。
その際、すべてを塾に任せるのではなく、子どもの主体的な自主的な学習も必要不可欠です。子どもの自習についてもアドバイスをもらいましょう。
目標が受験や合格ではなく、学習習慣の定着や日々の宿題をきちんとすること等、どちらかというと管理が必要な場合はどのように管理していくのかを質問しましょう。
こういった場合は、家でもサポートする等協力が必要なパターンも多いです。
ですから、どんなふうにサポートすればいいのかもぜひ聞いてみましょう。
家庭でのサポートについて
明日は塾の保護者面談なんだが塾なんか通わせるだけでいいと思ってたから面談あるって知ってビックリ
何喋ろう。BIG感謝くらいしかないんだが
— ちくわこ (@skullcherry317) February 27, 2023
こんなふうに、通わせるだけで万事OKという子どもも実際いますが、それは子ども自身が家で学習する習慣を既に身につけているだけです。
先ほども述べたように、これから学習習慣定着をという場合には、家庭でのサポートが必要不可欠となります。
塾の保護者面談では、ぜひ家庭でどのようにサポートすればいいのか、お話を聞いてみてくださいね。
以下の記事でも、家庭学習における学習習慣定着のカギや環境についてのヒントやポイントを解説しています。ぜひご覧ください。
模試の成績表の見方について
わからない・知らないという声が聞こえてくるのが、模試の成績表の見方です。
そもそも偏差値について知らないという保護者も実は多くいます。
模試の結果はとても重要なデータを含んでいますから、見方がよくわからない・知らないという方はぜひ塾の先生に聞いてみましょう。
模試の結果と言えば偏差値や合格判定に目が行きがちですよね。
けれども、子どもの苦手が明らかになっていることもあって、何をどう対策すればいいかがわかるんですよね。
親が教えられなくても、親が子どもの弱点を理解していれば声掛け一つでも変わるはずです。
以上、塾の保護者面談の際に保護者がどんな質問をすれば良いかをまとめてみました。
それでは、最後に、塾の保護者面談に関して知っておきたいことはあるでしょうか?
塾の保護者面談に関して知っておきたいことは?
塾の保護者面談に関して知っておきたいことは以下の点です。
- 持ちものについて
- 参加者について
- 服装について
- 所要時間について
順番に、詳しく見ていきましょう。
持ちものについて
成績のわかるもの
まずは子どもの成績のわかるものは必須です。
塾の面談と言えば、入塾のときにもありますが、このときにも成績がわかるものがある方がいいでしょう。
塾に通う目的によっても多少異なりますが、情報は多ければ多いほど良いです。
定期テスト自体は素点がわかりますし、通知表は内申点がわかります。模試は実力の偏差値がわかります。
受験生であれ非受験生であれ、保管してある成績の情報は持っていくようにしましょう。
その成績情報が必要かどうかは、面談をする塾の先生が判断してくれますよ。
手土産
もう一つ悩ましいのが手土産ですよね。結論的には、手土産は必須ではありません。
手土産の有無で面談内容が変わるなど、聞いたことありませんからね。
手土産は感謝の気持ちやよろしくお願いしますという気持ちの表れでしょうから、気持ちに正直になれば問題ないでしょう。
参加者について
基本は三者面談が望ましい
塾の面談でも基本的には子ども・保護者・塾の先生の三者面談が望ましいでしょう。
目標やその達成のため何が必要なのかという認識に食い違いがないようにするためです。
けれども、子どもの部活動や習い事の都合、保護者の仕事のスケジュールなど予定が合わないご家庭もいらっしゃいます。
また、子ども本人の前では聞きづらい内容を保護者が質問したいような場合も、二者面談を希望されることがあります。
両親そろって?
これもよくある疑問ですよね。結論から言えば、両親そろって塾の保護者面談に出向く必要はありません。
けれども、両親で塾の保護者面談に行ってはいけないということもありませんから、ご家庭で必要だと感じるなら、揃って出席しても構いません。
塾の個人面談、今回も両親で行ってきました。
聞いたのは下記5題。
Q1 宿題の提出状況は?
Q2 成績が安定しないが…
Q3 熱望校、過去の受験生はどういう生徒だった?
Q4 見学すべき学校
Q5 テキスト類やプリントで保存が必須のものは?— hige-pump 🌗 a.k.a.髭御台 (@HigePump) March 6, 2021
実際には、両親ではなくお母様がお一人で保護者面談に来られることがいちばん多いですね。
けれども、お父様お一人で来られるご家庭もありますし、お二人で来られることもあります。
服装について
服装については、普段の服装で問題ありません。
特段フォーマルにする必要もないですが、改まった格好で来られる保護者と面談すると、塾の先生は「きちんとした方なんだな」という印象は持ちます。
所要時間について
塾の保護者面談の所要時間は、塾によって様々です。
30分前後が多いのかなという印象ですが、1時間半という方も結構いらっしゃるようです。
今から 息子の塾の三者面談
1時間半 びっちり やるらしい😅
明日 資格試験だから 今日 バツしとけば よかった〜
勉強しなきゃいけないのに〜
あーん 私のバカバカ行ってきます
— まゆき☆スピッツ☆11月13日 GO!GO! 🍀 (@NwPT3vajJB2G1Zp) October 11, 2017
受験校決定や進路決定等の面談では比較的長くなる傾向にあるようですね。