どの子も最初は楽しそう、やってみたいという理由から部活を始めます。
けれども、途中で部活を辞めたいと思う人は少なくありません。
大好きだったスポーツなのに中学で部活を始めてから嫌になった子もいるほどです。
悩んでいる子の多くが、辞めたくても辞められなくて悩んでいます。それはなぜでしょう?
そこで、今回は、中学で部活を辞めたいのに辞められない時の対処法を一緒に考えていきたいと思います。
中学で部活を辞めたいけどどうしたらいい?
中学で部活を辞めたいのであれば、辞めたら良いと私は思います。
なぜなら、辞めたいのに続けていても何も生まれないからです。
辞めたい理由は人それぞれだと思いますが、よくある主な理由を以下の3つに分けてみました。
- 人間関係
- 部活に対するモチベーションの低下
- 他にやりたいことができた
辞めたい理由は悩んでいるあなた自身が一番よくわかっていますよね。
ですから、ここでは辞めたい理由について掘り下げることはしません。
むしろ、嫌なことから逃げるのは勇気であり、前進であると思うのです。
逃げて逃げて逃げまくった先に
自分の居場所を見つけたのなら、
それは逃げじゃなく前進だったなって思える。逃げるって全然悪くない。
むしろ逃げれることって強さやで。— おもち (@omotiii8) April 10, 2023
あなたが人生を生きていくためには、 3つの勇気が必要です。
第1「立ち向かう」勇気。
第2「耐える」勇気。
そして一番大切なのは「逃げる」勇気。— 笑ってる君が好き (@kandou_arigatou) April 3, 2023
結論的には、中学で部活を辞めたいのであれば、辞めたら良いと私は思います。
問題なのは、辞めたいのに辞められない何かしらの理由を抱えて悩んでいる場合です。
部活を辞めたいのに辞められない理由ごとに対処法を考えていかなければいけませんね。
中学で部活を辞めたいのに辞められない理由と対処法は?
中学で部活を辞めたいのに辞められない代表的な理由と対処法を事例を参考に考えてみました。
- 部活顧問の先生が辞めさせてくれない(言えない)から
- 親が辞めさせてくれないから
- 辞めたら成績が下がると聞くから
- 部活に未練があるから
これから、実際の事例をご紹介していきます。
正直に言って、読んでいるだけで腹立たしく思えてしまうような事例も出てきます。
読んでいてつらくなったら、読むのを中断してください。
あなたと同じような辞めたくても辞められない理由で悩んでいる人はたくさんいます。
それだけでも伝われば、無理に読み進める必要はないですよ。
部活顧問の先生が辞めさせてくれない(言えない)から
いちばんよく聞く理由と言えばこれではないでしょうか。
娘から聞いた話。友達が部活を辞めたいと意を決して顧問に相談したそうだ。その際の顧問の態度に愕然とした。「そんなに簡単に辞められると思うな」「なぜ辞めたい?」と執拗に問いただす。本人は体調壊すほど追い詰められた上での判断。寄り添うどころか恫喝する。即刻担任通じて注意した。
— kolobok (@nikitamama) September 22, 2021
部員が「やめたい」というと,顧問は自分のプライドを傷つけられたと感じるのか,何とか引き留めようとすることがある
「仲間を裏切るのか」
「嫌なことから逃げているだけだ」
「やめたいヤツは入るな,と言ったはずだ」学習指導要領にこう書いてある――部活動は「生徒の自主的な活動」と。 https://t.co/iX1hG6WSmO
— 内田良:新刊『だれが校則を決めるのか』 #学校依存社会 (@RyoUchida_RIRIS) May 5, 2017
中学の部活の顧問、「辞めたい」と言い出した部員を練習中に居残りさせて延々説教。挙句の果てに「この程度でやめていたら、これから先の人生で辛いことに立ち向かっていけるか!」とか何とか。どうしてそこまで仰々しくするのかなと。傍で練習してた自分も、縛り付けられているようで嫌だった。
— Yuichi WATANABE (@u1_nabe) May 6, 2017
限界だ部活を辞めたい。だけど競技への未練もあり、だけどこれ以上この環境にいるのは無理…ともう4ヶ月も悩んで苦しんで学校行けなくなったりした息子。先週ついに顧問に話しをしに行ったが保留にされた。泣いてもう無理なんですと訴えても聞いてもらえなかったと。もう親が出てっていいかしら(怒)
— ひだか (@hanameek) December 12, 2020
よく、続けることに意味があるとか、苦難を乗り越えてこそ・・とか。
勉強と部活を同列に並べる人がいますが、これは大きな誤りです。
生徒の本分は学業です。
学業を全うできてこそ、自主的な活動である部活に意味があるのです。
体調を崩しながら、悩み苦しんで学校へも行けなくなるような部活に何の意味があるのでしょうか。
顧問の先生に引き留められようが、自分のこころに正直に、決断すればいいんです。
親が辞めさせてくれないから
中学で部活引退して完全にインドアになったし今の部活全然楽しくないし夏休みは朝も7時くらいに起きなきゃいけないし本当に部活辞めたいのに親が許してくれない。本当に嫌。
— SOOOOMA (@SOUMA1837) July 1, 2018
母に部活辞めたい、その空いた時間にバイトしたいって言ったら、
「いつもちょっと嫌だからって逃げてるじゃん、そんな奴がバイトする資格ない」って言われた
中学で緩すぎる文化部に入ったこと?
小学校でいじめられて一時期不登校だったから?
どんな理由にせよ信頼されてない気がして悲しくなった— 奏華(ソウカ) (@8013__souka1027) January 13, 2022
まずは、きちんと話をしてみましょう。
いつも辞めたい辞めたいと言っていたり、物事が長続きしない性格であれば、親の立場からするとひと言言いたくなるのかもしれません。
また、話し合いにならないのであれば、信頼できる大人(学校の先生や塾の先生)を巻き込むのも一つの手段です。
辞めたら成績が下がると聞くから
辞めたら成績が下がるのではなく、勉強を理由に部活を辞めても成績は上がらないということでしょう。
この20年間、勉強を理由に部活を辞めた子の成績を追跡調査してるけど、成績が良くなった子は1人もいない。
— 柏木はひ (@hiro4963) April 13, 2022
勉強する時間が無いから…と部活辞めたヤツで成績上がったヤツ見たこと無いよね。
— KENちゃん (@kenchan110) June 3, 2016
勉強を理由に部活を辞めただけでは、もちろん成績は上がりません。
勉強を理由に部活を辞め、勉強を始めれば、成績が上がるのです。
部活に未練があるから
俺も辞めたいと思ってたよ〜つい最近までwwでも担任が退部届けくれないって言うし自分が部活辞めてそのあとが想像つかないから続けることにしたんだ〜止められて悩んでるんだったらまだ部活に未練あるんじゃない?…
続きは質問箱へ #Peing #質問箱 https://t.co/jxA1w3khL6
— マチャキ🍣 (@Machaki1228) January 10, 2020
部活辞めたいってずっと言ってるくせにいざ辞めた時のこと想像するとわりと未練残ってる
— はなぼし (@nanase25_) June 20, 2017
「部活なんて辞めれたら苦労しねぇよ」
昔はそう思った。
が、よく考えると普通に辞めれた。教師が止める権限はないしね。
結局こういうこと言ってる奴は部活に未練残してるんだわ。
辞めたいという建前で、本音は心地いいと感じてる。多分(偏見of偏見)
— げいるさん :3 (@gail3_2season) August 8, 2020
物事のつらい面やネガティブな側面というのは、こころに残りがちです。
けれども、自分に正直になって、「続けたい」「もう少しやろうか」という声が聞こえてくるのであれば、続ければ良いと思います。
最終決断の前に
正直部活しんどいし辞めたいって中学の時何回も思ったけど、やっぱ続けててよかったなって思ったから高校でも入りたくてさ
けどバイトして家にお金入れたいし…
どうしたらいいんだよぉぉぉ😭— さあや (@saaya__0703) April 7, 2023
中学の時、部活辞めたいってウチも思ったなぁ笑
でも引退してから部活やりたくなるもんなんだよ笑
そんでもっと一生懸命やってればよかったって後悔した笑— るなぁぁぁ (@mr_1207) April 28, 2015
「続けててよかったな」は、「辞めたいと思ったことがあって」なおかつ、「辞めずに続けた人」が体験できる境地だと思います。
以上、長くなりましたが中学で部活を辞めたいのに辞められない代表的な理由と対処法を事例を参考に考えてみました。
最後に、子どもから部活を辞めたいと相談されたらどう対応するのか、見ておきましょう。
子どもから部活を辞めたいと相談されたらどう対応する?
子どもから部活を辞めたいと相談されたら、まずは子どもの話を聞いてください。
もちろん、子どもですから、ちょっとしたことで辞めたいと言っている可能性もあります。
そんなときは励ましてあげれば良いです。
本気で辞める気はないんだけれど、親に背中を押してもらいたいとか、努力を認めてもらいたいとか。
反抗期であったとしても、親に受け入れてもらいたいという欲求は生まれるものです。
他方で、本当に辞めたいと訴えてくる場合もあると思います。
何かを途中でやめることに対して、ためらい・罪悪感を子どもながらに持っているものです。
好きで始めた部活であれば、なおさらその理由に耳を傾けてみてください。
息子が中学二年生のころ、部活を辞めたい、と言ってきました。理由はいじめでした。私は、辞めた記憶は一生残る。辞めるなら、その記憶を背負う覚悟を持つこと、と伝えました。息子は退部しました。
高校生でも部活に入り、今度は続けて部長になりました。子どもの挫折を責めない。大事なことです。
— 通りすがりのモブ☕私の味方なら助けます (@butmobu) July 21, 2021