小学校の成績は通知表で3段階で付けられていますよね。
中学に進学すると、成績表は5段階で付けられるようになります。
小学校の成績は、中学ではどう影響するのでしょうか。
小学校の成績と中学の成績に相関関係はあるのでしょうか。
そこで、ここでは、小学校の成績と中学の成績に関係はあるのか?について、詳しく見ていきたいと思います。
小学校の成績と中学の成績は関係があるの?
結論から申し上げると、小学校の成績と中学の成績は関係がありません。
理由は、中学に入ってからの努力次第でいくらでも挽回ができるからです。
ということは、逆もしかりで、小学校の成績が良くできるからといって、安心もできないわけです。
小学校でも確かにテストはあります。
でも、小学校のテストで100点満点をとることは、決して難しくないですよね。
けれども、中学で100点をとるのってかなり難しいことなんです。
中学では定期テストがある!
3学期制を採用する中学では、中間テストと期末テストという、1学期に原則2回の定期テストがあります。
原則と言ったのは、3学期は学年末テストで、学期に1回だからです。
これらのどのテストも、小学校のテストに比べて範囲が広くそして難易度も上がるため、中学の定期テストで高得点をとることは難しいんですね。
例えば、中間テストでは英語・数学・国語・理科・社会の5教科についてそれぞれ範囲を指定されたテストがあります。
期末テストではそれら5教科に加え、美術、音楽、保健・体育、技術・家庭科の副教科のテストが加わります。
ですから、小学校でできる方、とか高得点ばかり取っていた子でさえも、小学校と同じ“ノリ”で定期テストに臨むと・・・エライ目に合うわけですね。
けれども、安心してください。
私は先ほど、中学に入ってからの努力次第でいくらでも挽回ができると言いましたね。もちろん、小学校で成績が良かった人も良い成績がとれます。
ではその努力とは何でしょうか。
それは、日々の学習習慣をきちんと身につけ、定期テスト対策をしっかりしたうえで、定期テストに臨むことです。
中学の成績は、提出物等も厳しく見られますが、定期テストの点数が大きく影響していることは確実です。
ここでは、詳細は割愛しますが、中学での成績の上げ方について詳しく解説していますので、中学の定期テストで良い点がとりたい方はぜひ参考にしてください。
それでは、最後に以下のパターンに分けて、事例を少しご紹介しましょう。
- 小学校の成績は良くなかったけれど、中学で成績が良くなったパターン
- 小学校の成績は良かったけれど、中学の成績が良くなかったパターン
小学校の成績は良くなかったけれど、中学で成績が良くなったパターン
小学校の成績とか関係ないよ
私小学校の成績めっちゃ悪かったけど中学学年1位だしね— 神の教えを説くいかちゃん (@MilkyHorizonR) November 4, 2019
因みに私は小学生の最後の学力テストで順位発表されて27人中13位とかいう微妙な成績で、中学生行って初めてのテストで3位取って同じ小学校だった子たちに「そんなに勉強できたの!?」みたいな超失礼な反応されて非常に憤慨したのでこの体験から考えると小学校の成績はあてにならないと思う。— 梅とろろ@最近心が死んでる (@ume_tororo) July 20, 2014
やはり、そろって小学校の成績は関係ないとおっしゃっていますね。
小学校の成績は良かったけれど、中学の成績が良くなかったパターン
そのうち適応できる時が来るんじゃないですかね。まだ小学生ならそこまで気にしなくても良いのではと…
語学関係無いけど小学校で超成績優秀だったのに中学に上がった途端全く勉強についていけなくなったワイはそう思いました😂— borozohkin (@borozohkin11) March 29, 2022
小学校の頃とかは授業が余裕すぎて、暇やから教科書読んだりしまくってたから成績良かったけど、中学から教科書読まなくなってあからさまに成績下がったし
— はっしー (@HiStrong) February 27, 2019
中学ではそれ相応の努力が必要だということですね。
以上のように、小学校の成績と中学の成績は、関係がないということがわかりましたね。
では、勉強内容についてはどうでしょうか?
小学校の勉強内容と、中学の勉強内容は関係があるでしょうか。
小学校の学習内容と中学の学習内容は関係があるの?
こちらも結論を先に申し上げると、小学校の学習内容と中学の学習内容には関係があります。
というより、小学校で学んだことをさらに広く深く学ぶというイメージでしょうか。
例えば、小学校での英語は、「話す」・「聞く」を重視し、高学年になると「読む」・「書く」も取り入れているようです。
これが中学になると、「読む」・「書く」へ比重が大きくなります。
だからと言って、「話す」・「聞く」をしなくなるわけではありません。
2021年度から中学では新学習指導要領が実施されており、これら4技能の習得に力を入れています。
ですから、定期テストのペーパーテストでもリスニングは必ず出題されています。
ただ、小学校の英語と違って、英単語のスペルを覚えて書けないといけないですし、英文法きちんと学ぶことになります。
数学も同様です。
小学校では算数を学びますが、中学では数学と呼び方が変わります。
よく、「算数は、正確に計算する力を習得することが目的」で、「数学は、答えを導き出す過程を説明することが目的」だと言われます。
では、数学の問題で、正確に計算が出来なくても良いのか?というと、決してそのようなことはありません。
算数で培った正確な計算力を“前提に”、が隠れていると思ってください。
その他の教科でも同じことが言えます。
社会はより細かく地理・歴史・公民へ分化しますし、理科も生物・物理・化学・地学分野をより広く深く学ぶことになります。
以上より、小学校の学習内容と中学の学習内容には関係があり、広く深く学ぶということがわかりましたね。
さて、最後によくある質問を見ておきましょう。
小学校の成績は中学に行くのですか?(yahoo知恵袋より)
小学校から中学校への進学時、情報はどのくらい引き継がれるのでしょうか? この4月に中学校に入るので知りたいです。よろしくお願いします。(yahoo知恵袋より)
小学校の成績は中学へ送られるのか?という質問です。
小学校の成績は中学へ送られるの?
結論を申し上げます。小学校の成績は中学へ送られます。
えぇ!?と思った方、最後まで読んでくださいね。
小学校から中学へ進学する際、指導要録というものを作成し、進学先に送付しないといけないと定められています(学校教育法施行規則第24条1項2項)。
児童生徒の学習の記録として作成されるので、成績も含まれます。
実際に作成するのは担任の先生のようですが、これもまた、通知表同様、現場の先生方を悩ませているようです。
指導要録は、正直必要性を感じられない💦
これは、だれが見るの??
法定上など関係なく見直して欲しい!そのようなことに時間を取られるのはとても嫌だ💦
教育現場には、根強く紙文化が残る😂
— ひろと先生@教員・公務員の不動産投資 (@HIROTO53871065) March 28, 2023
学期末の大仕事とされてきた指導要録。デジタル化で、負担は手書き時代の1/20程度に。作成時間は、手書き時代の1/20程度に。
手書きでもデジタル化でも、活用されない指導要録。なんなんでしょう、この書類。— さんじ@持続可能教師 (@FantasistaHigh) March 28, 2023
年度末なので、指導要録を書いてます。書いても誰も見ないのにね。
なんで書かないといけないか、未だに分からない。#指導要録— shigesan (@shigesan0122) March 22, 2023
このように、法令上は作成しなければいけないので作成しているけれど、実際利用されていないので、作成するのが無駄だと感じてしまうんですね。
ですから、小学校の成績は形式上中学へ送られますが、その成績を参考に何かが変わるわけではなさそうです。
小学校の成績を気にすることなく、中学で思う存分勉強してくださいね。