高校受験は何から始める?入試制度や仕組み・受験勉強のアドバイスも

高校受験

中学3年生になると嫌でも意識し始めるのが高校受験ですよね。

学校だけでなく、すでに家でも話題になっているかもしれません。

「勉強しなさいよー!受験生なんだから!」言われがちなヤツです。

けれども、実際、何から始めるのが正解なのでしょう。

そこで、ここでは、高校受験は何から始めるべきか、入試制度や仕組みをはじめ、受験勉強についても触れていこうと思います。

高校受験は何から始める?入試制度や仕組みは知ってる?

高校受験は何から始めるべきでしょうか。まずは、入試制度や仕組みについて調べておきましょう。

  • 公立高校と私立高校
  • 内申点と入学試験
  • 専願(単願)と併願
  • 偏差値
  • まずは志望校選びから!

まずはこれくらいの知識を整理しておきましょう。

公立高校と私立高校

高校には、公立高校と私立高校があります。

公立高校の入試は、各都道府県の教育委員会が仕切っていて、私立高校はそれぞれの高校で入試があります。

都道府県によって、入試日が異なりますので、まずは、お住まいの地域の公立高校入試、私立高校入試がいつなのかを確認します。

場合によっては、近隣県の受験も必要になるかもしれません。

通う可能性のある近隣県の高校入試日についても同時に見ておきましょう。

内申点と入学試験

高校受験は基本的に、内申点と入試当日の入学試験の点数で合否が決まります。

実はこの内申点と入試当日の入学試験の点数の割合については、都道府県ごとに異なります。

さらに、同一県内の公立高校であっても、高校によって割合を変えているところもあります。

例えば、東京では、内申点:学力テスト=3:7です。

しかし、大阪府では、内申点:学力テスト=3:7や5:5や7:3等と、高校ごとに異なります。

そのため、志望校は内申点と当日の入学試験をどう考慮するのかをあらかじめ調べておきましょう。

また、内申点については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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専願(単願)と併願

専願(単願)とは、「合格したら必ずその高校に入学しますという約束をして出願をする方法」

を言います。

一方、併願とは、「その受験校に合格し入学の権利を確保したまま、他の高校の受験も認めるという約束で出願する方法」を言います。

どちらも、高校受験における出願方法です。

専願(単願)は、私立高校を第一志望に考えている受験生向けの私立高校における出願の仕方です。

他方で併願は、一般的には、公立高校を第一志望に考えている受験生が、滑り止めとして私立高校を受けておく際に用いる出願方法です。

詳しくは、それぞれ記事で解説しています。

高校受験の専願・単願とは?メリット・デメリットや仕組みを解説!
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偏差値

偏差値は大変便利なツールです。自分の学力の位置が分かります。

テストによって、難しさって違いますよね。

偏差値は50を基準として、平均からどれくらいの差があるかを表した数値です。

ですから、自分の得点が平均点と同じであれば、偏差値は必ず50となります。

偏差値に、得点そのものは関係ありません。

例えば、あなたが2回の試験でどちらも60点を取ったとしましょう。

1回目の試験の平均点が60点だとすれば、あなたの偏差値は50です。

2回目の試験の平均点が50点とするなら、あなたの偏差値は50より上です。

逆に、2回目の試験の平均点が、70点だったとします。

そうすると、60点だったあなたの偏差値は50より下になるのです。

このように、偏差値はテストの難しさを考慮して、平均とどれほどの差があるかによって、自分の位置を教えてくれます。

志望校には偏差値が目安で設けられていますので、それを参考に目指す高校を決めるのです。

まずは志望校選びから!

偏差値は便利なツールですが、偏差値だけで高校選びをするのは避けましょう。

3年間通い、過ごすことになる高校です。通いたいな、と思える高校を志望校にしましょう。

そして、高校受験の受験勉強を始めるにあたって、やはり、目標が明確であればあるほど、受験勉強は順調に進むものです。

できるだけ早いうちから、志望校について興味を持てると良いでしょう。

以上、高校受験は何から始めるべきか、ここでは入試制度や仕組みについて、ざっと確認しました。

では、高校受験の受験勉強は、何から始めるべきでしょうか。

高校受験の受験勉強、何から始める?

高校受験の受験勉強は、何から始めるべきでしょう。

  • 英語・数学の総復習
  • 中学3年生の範囲を軽視しない
  • 過去問チェック

英語・数学の総復習

受験勉強をしたいんだけど何からすればいいかわからない!という人は、とりあえず英語と数学の総復習からで良いでしょう。

英語と数学は、他の教科より「積み上げ度」の高い教科と言えます。

つまり、中学1年生~中学2年生のどこかでつまづいてしまうと、その後の積み上げがしにくくなります。

3年生になってもどんどん新しい範囲は増えます。

どこから手をつければいいかわからないという人は、まずは既習範囲の基礎を復習しましょう。

中学3年生の範囲を軽視しない

今述べたように、3年生になっても新しく習うことが増えていきます。

受験勉強に集中するあまり、3年生の定期テストの勉強をおろそかにしないようにしましょう。

範囲が難しくなっていくのはもちろんですが、定期テストの結果は内申点に関わるからです。

確かに、高校受験では2年生までの範囲で6割とも言われます。

けれどもそれは、残り4割は3年生から、ということですよね。

ですから、既習範囲の復習ももちろん大切ですが、新しく学習する3年生の範囲を軽視しないようにしましょう。

過去問チェック

受験勉強の始まりのタイミングで、志望校がほぼ決まっている場合には、その過去問をチェックしましょう。

過去問を解くわけではありません。

  • 試験時間は何分か
  • どんな形式の問題なのか
  • 問題量はどのくらいか
  • 記述はどれくらいあるか
  • リスニングはあるのか

受験における最終の敵は、当日の試験です。

敵がどのような出で立ちなのか、過去問はそれを教えてくれます。

英語の大問で、英作文があれば、日ごろからスペリングにも力を入れないといけないですよね。

数学の証明問題は穴埋めなのか、完全証明(穴埋めじゃない)なのかで、記述の対策が違います。

もちろん何かしらの理由で、志望校が変わることは無いことは無いです。

しかし、目標がはっきりしていればモチベーションにもつながりますよ。

以上、高校受験の受験勉強は、何から始めるべきなのか、見てきました。

最後に、何から始めるべきかわからないあなたに、アドバイスです。

とにかく何か始めよう!

高校受験、何から始めるべきかわからない人は、とにかく何か始めましょう。

高校受験の日は寝ててもやってきます。

志望校がまだ決まっていない人

志望校がまだ決まっていない人は、自分の住んでいる地域にどんな高校があるのか、調べましょう。

どの学校もホームページを持っています。

興味が湧いたら、その学校がいつ説明会やオープンスクールを開催するか、調べて足を運びます。

実際に行くことで、学校の雰囲気が分かります。立地も大切ですよね。

とにかく、行動です。

志望校はもう決めている人

志望校はもう決まっているのに受験勉強に向けた行動をしないなんて、もったいない!

志望校はもう決まっている人は、さっきお話した、過去問チェックがおすすめです。

過去問チェックでどんな問題を将来的に解かないといけないのか分かったら、英語・数学です。

過去問チェックをしているので、どんな風に勉強すればいいのか、明確になりますよね。

目標を見据え、何をすべきか考えて、行動する。

これを1年間しっかりできれば、高校受験は必ず勝てる!健闘を祈ります。

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