高校受験で携帯は持ち込みできる?できないときの対策や事例を紹介 

高校受験

携帯やスマホの所持開始年齢は、低年齢化ししつつあります。

中学生になる前に多くの子どもが、携帯やスマホを持ち始めています。

実際、中学校への持ち込みも条件付きで解禁となりました。

では、高校受験のとき、受験生は携帯を持ち込んで良いのでしょうか?

携帯やスマホは、連絡が簡単に取れますし万一道に迷ったときも調べることができるので安心ですよね。

そこで、ここでは、高校受験のとき携帯やスマホは持ち込みできるのか、できない場合の対策についても見ていきたいと思います。

高校受験で携帯やスマホは持ち込みできる?

高校受験で携帯やスマホが持ち込みできるかは、都道府県や各高校ごとに異なります。

  • 公立高校受験の場合
  • 私立高校受験の場合

順番に、見ていきたいと思います。

公立高校受験の場合

公立高校受験の場合、都道府県単位で、対応が統一されています。

事前に中学校から注意がありますから、よく先生の話を聞いておきましょう。

仮に特別の注意がなくとも、受験案内や受験票には必ず持ち物についての記載がありますから、よく確認しておきましょう。

ただし、以下の点に注意しましょう。

  • 全面的に校内への持ち込みを禁止している場合
  • 校内へは持ち込めるが、教室(試験場)内に持ち込みを禁止している場合

全面的に校内への持ち込みを禁止している場合

まれに、全面禁止している都道府県もあるようです。

それでも、特別な対策のために必要がある場合は、事前に申し出ることで持ち込みを許可しているようです。

例えば神奈川県では、学力検査当日において、携帯、スマホ等の携帯情報端末の検査会場への持ち込みは禁止としています。

けれども、大雪等の対策として、事前に申し出のあった家庭に封筒を中学校で用意し、受験当日は高校での指示に従うようにという特別な対応を取っているようです。

校内へは持ち込めるが、教室(試験場)内に持ち込みを禁止している場合

昨今は携帯やスマホが当たり前になっていますし、緊急時の通信手段として手元にあると安心ですよね。

受験会場までの電車を乗り間違えるかもしれませんし、迷子になることも否めません。

ですから、校内への持ち込みはできるけれども、試験会場内への持ち込みができないというルールが多いようです。

その場合、

  • 試験監督者が回収する
  • 別室に置く
  • 荷物ごと廊下に出す

など、対応がありますので、必ず会場で試験監督者の指示に従うようにしましょう。

その際、必ず!!!!!!電源を切りましょう。バイブレーションもNGです!

私立高校受験の場合

私立高校受験の場合は、各学校が携帯の取り扱いについてどうするかを決めています。

個別に担任の先生から確認があればいいですが、私立の受験校は生徒それぞれで違うので、自分で確認するようにしましょう。

親御さんも、この点、一緒に確認してあげても良いですね。

私立高校の場合も、公立高校の場合とだいたい対応は同じです。

「うっかり」や「確認し忘れて」、ルール違反にならないように気をつけましょうね。

以上、高校受験で携帯やスマホが持ち込みできるかは、都道府県や各高校ごとに異なるということがわかりました。

次に、高校受験で携帯を持ち込んで不合格になった事例を紹介します。

高校受験で携帯を持ち込んで不合格になった事例!

高校受験で携帯を持ち込んで不合格になった事例が実際あるんです。

少し前ですが、岩手県の県立高校入試において、受験生が1名、携帯を持ち込み不合格になってしまいました。

岩手県教育委員会は、教室外も含めて、当日の試験会場への携帯の持ち込みを一切禁止していました。

そして、試験中、廊下に出されてた鞄の中でバイブレーションが動いていることに監督者が気づいたそうです。

県教委は、2004年度から教室外を含め会場への携帯の持ち込みを禁止し、入試説明会でも「発覚した場合には不合格になる」と説明していました。

さらに、当日の朝会場で、携帯を持ち込んでしまった受験生には、携帯の提出を求めていたそうです。

うーん。

たしかに、全面禁止と聞くと、このご時世やりすぎかなと思いますが、実際には当日の朝、提出の機会があったわけですよね。

それなのに、提出せず、電源も切らず、廊下の鞄の中ででバイブレーションが作動したと。

この受験生には酷ですが、致し方ないですかね・・・

繰り返しますが、くれぐれも「うっかり」や「確認し忘れて」ルール違反にならないように気をつけましょう。

高校受験で携帯を持ち込んで不合格になった事例を紹介しました。

最後に、高校受験で携帯が持ち込みできないときの対策を考えておきましょう。

高校受験で携帯が持ち込みできないときの対策!

高校受験で携帯が持ち込みできないときの対策は何があるでしょうか。

  • 公衆電話の確認
  • 迷子対策
  • 周りを頼る
  • 注意事項や現場の指示をよく聞き従う

公衆電話の確認

最近では公衆電話一つ探すのにも苦労しますよね。

忘れ物や困りごとがあって、家庭へ連絡したくなったときのために公衆電話の場所を確認しておきましょう。

自宅周辺、最寄り駅近く、そして受験会場の最寄り駅や高校周辺まで確認できていると安心ですね。

テレカはなかなか用意が難しいでしょうから、10円玉を何枚か準備しておくと良いでしょう。

迷子対策

普段使わないような路線を使って受験会場まで行かないといけないこともありますね。

電車の乗り換え間違えもあるかもしれません。

迷子にならないよう、あらかじめ受験会場までの行き方をシミュレーションしておきましょう。

同じダイヤ(時刻表)で、下見に行くのもおすすめです。

周りを頼る

高校受験当日に何かトラブルがあって、家に連絡したいけど、携帯もスマホもないし公衆電話も見つからない!

そんなとき、いったん落ち着きましょう。

よく考えれば、周りの人はほぼ間違いなく、携帯かスマホを持っています。

「自分は高校受験生で受験当日だ。乗り換えを間違えて困っている。スマホを貸してほしい。」

たったこれだけを伝えたとしても、その人はかならず手助けをしてくれます。

本当に困ってしまったら、勇気を出して周りを頼ってみましょう。

注意事項や現場の指示をよく聞き従う

高校受験で携帯が持ち込みできないと言っても、試験会場内に持ち込めないだけで、預ければ校内には持ち込める場合がありましたよね。

その場合は、受験案内や受験票には注意事項が書かれていますし、当日、会場内でも何かしらの指示や注意があるはずです。

よく確認し、そしてルールにきちんと従うようにしましょう。

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