勉強は得意だと思っていたのに、急に取れなくなってきた。
得意科目だと思っていたのに、平均点を取るのがやっとになってきた。
今までは学年上位を常にキープしていたのに成績が急に落ちた。
なんとかしなければと思いつつ、なにをどう改善すれば良いのか考えるのって、難しいですよね。
そこで、ここでは、成績が急に落ちた原因と解決策について、詳しく見ていきたいと思います。
成績が急に落ちた原因は?
成績が急に落ちた場合に考えられる原因について、以下の3つに分けてみてみましょう。
- 勉強不足
- わからないところをそのままにしている
- 根本的なやり方が間違っている
勉強不足
最も単純でわかりやすい原因です。
いくらずっと成績上位をキープしていても、試験前の対策が不足した場合結果は当然ついてきません。
わからないところをそのままにしている
これは、学年が進むにつれよく見られます。
以前習った範囲は、当然わかっているものとして次の学年へ進み、発展的内容を学習します。
したがって、以前の学年までの範囲がわかってなかったり曖昧だったりすると、学年が進むとどこかでガタが来て、点が取れなくなります。
根本的な勉強方法が間違っている
宿題もやってるし提出物もできてるしサボってないのに、成績が落ちることがあります。
それは、根本的な勉強のやり方が間違っていることが原因です。
特に、要領のいい子はある程度のところまでは、なんとなくでやっててもできてしまうことがあるんです。
このように、成績が急に落ちた場合に考えられる原因3つについて、みてきました。
では、成績が急に落ちたとき、どうすれば良いのか解決策を考えてみましょう。
成績が急に落ちたときの解決策は?
先ほど見た成績が急に落ちたそれぞれの原因について、解決策を考えていきましょう。
- 勉強不足のときの解決策
- わからないところをそのままにしているときの解決策
- 根本的な勉強方法が間違っているときの解決策
勉強不足のときの解決策
足りていない自覚があるなら、勉強しましょう。
勉強したのになぁ。。と思う場合は、質と量が適切だったか、改めて考えてみてください。
勉強は質×量です。
勉強の総時間ばかり気にしていませんか?
集中力が保てないままに2時間勉強するくらいなら、1時間好きなことをし、1時間集中して勉強した方が、遥かに有意義です。
ストレスなく精神衛生が保てるからです。もちろんこの場合、切り替えが大切です。
逆に、勉強できなかったなと思うのなら、なぜ勉強できなかったのかを考えるのです。
苦手な単元で捗らなかったでしょうか。
やる気が起きなかったでしょうか。それはなぜ?
必ず何か理由があったはずです。
同じ間違い、同じ状況を二度と繰り返さないために、原因を考えるのです。
わからないところをそのままにしているときの解決策
まずはわかっていないところを突きとめる必要があります。
ほとんどの場合、成績が下がるまでのどこかにつまづきがあるはずで、たいていの場合以前の学年のどこかです。
自分でつまづきの範囲がわかっている場合はワーク等のその範囲を復習するために解き直しても良いです。
定期テストを残している人は、定期テストを解き直すと、つまづきの範囲発見のヒントになりますね。
いずれにしろ、以前の学年につまづきがある場合は、早めの対処が肝要です。
後にも出てきますが、学年が進むということは、範囲は広く難易度は高くなっていくと思ってください。
そうであれば、前学年までの復習は早いうちに済ませておくのが得策ですよね。
根本的な勉強方法が間違っているときの解決策
たいていの子は、正しい勉強法を身につけていないと、必ずどこかで伸び悩みます。
なぜなら学年が進むと、範囲がどんどん増えて、さらに内容も難しくなるからです。
特に受験勉強では、限られた時間の中で、絞られていない試験範囲の勉強をしなくてはいけません。
好きな教科ばかり勉強していませんか?
優先順位を正しくつけて、勉強しましょう。
たとえば、好きな教科は苦手教科の合間に息抜きで勉強する等、ルールを決めても良いですね。
以上、成績が急に落ちたそれぞれの原因について、解決策を考えてきましたね。
他にも成績が急に落ちた原因やその解決策はあるかもしれません。
では反対に、急に成績が上がる子がいるとしたらどんな子でしょうか。
別記事で紹介していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。
さて、話は戻りますが、今見てきたような原因を突きとめて解決するというのはとても大切な思考過程なんです。
原因を突きとめて解決するという思考過程
物事の現象にはかならず理由があります。
その理由を自分で発見、分析し、改善するための解決策を考える。
これは、学習においてだけではなく、生きていくうえで必要な考え方だと私は考えています。
今回は、急に成績が落ちたときの原因を突きとめて、解決策を考えるという過程をご紹介しました。
勉強を通じてこのような思考法を学び、将来なにか壁にぶつかったとき、自分で道を切り拓けるようになってほしいと思います。