勉強する時、重要だと思うところにマーカーで線を引いたこと皆さんもあるのではないでしょうか?
わたしの塾の生徒でも、マーカーを利用してる子は多数おります。
生徒の中には「ページほぼ全てにマーカーを引いてページ全体がカラフルになっている子」や「マーカー専用の筆箱を持っている子」など様々おります。
では、教科書や参考書にマーカーで線を引く勉強法は本当に効果的なのでしょうか?
勉強する時にマーカーで線を引くことは、やり方次第では効果的な方法になったり、意味ない学習法になってしまったりするかもしれません。
そこで、ここでは、「勉強する時にマーカーで線を引くのは意味ない?」をテーマにして、詳しく見ていきたいと思います。
早速見ていきましょう!
勉強する時にマーカーで線を引く意味ない学習法とは?
結論からお伝えすると、勉強する時にマーカーで線を引くだけでは意味のない学習法になってしまいます。
みなさん、意味のない無駄な勉強をしていませんか?
理由は以下の3点になります。
- とりあえず太字を中心に線を引きがち
- マーカーが引かれていると勉強したという錯覚に陥ってしまいがち
- 語句だけ覚えても点数に繋がらない
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
とりあえず太字を中心に線を引きがち
太字を中心にマーカーで線を引くと、あらゆる箇所にマーカーで線を引くことになり、結局どこが重要なのかわからない状態になってしまいます。
重要なところを目立たせるための線のはずが、見た目だけカラフルになるだけで、結局どこが重要な箇所かが自分自身でもわからなくなってしまいます。
これでは意味がありませんね。
写真フォルダを整理してたら出てきた、このまま保存しておくか迷う画像その③
「テスト勉強のためにマーカー引きまくって訳わかんなくなった高校の時の歴史の教科書」 pic.twitter.com/YDGLytxUlj
— シュゴウ (@shugou17) February 20, 2021
マーカーが引かれていると勉強した錯覚に陥ってしまいがち
マーカーに線が引かれた教科書や参考書を見返すと、『あー、今日は頑張って勉強したー!』という錯覚に陥ってしまうことがあります。
マーカーで重要なところを線を引き、そこから覚える作業をすることが本来の勉強のはずが、マーカーで線を引くだけで終わってしまいます。
これでは意味がありませんね。
継子サマのテスト勉強方法。
蛍光ペンをひく。
以上。
全部重要箇所かい(笑)#継子#テスト勉強#蛍光ペン#継母#偵察 pic.twitter.com/nKn8kpVFSf
— おかゆ(毒舌系継母) (@okayuchanmama) September 30, 2021
語句だけを覚えても点数に繋がらない
マーカーで重要な語句に線を引くと、マーカーで線が引かれていないところに目が行かなくなってしまいます。
重要だと思う箇所にマーカーで線を引いているんですから、当たり前のことですよね。
ただ、これが一番の問題です。
一問一答形式の小テストくらいであれば問題ないのですが、基本的にテストや入試などでは、記述型であったり、前後関係や因果関係などを含めて問われることが多いです。
そのような問いに対して、マーカーで線を引いた語句だけ覚えていても正答することは出来ません。
つまり、語句だけ覚えても点数に繋がらないことになります。
これでは意味がありませんね。
ガチで勉強できない人にしかわからないと思うんだけど、学生の時テスト勉強しようと思って化学の教科書開いては単元の見開きのマーカー引いてるところだけ読んで集中力が切れて別のことしてまた同じページ開いてを繰り返す。そのページの内容しか知らないしそのページの内容も知らない。
— ImSoSushi (@kittatatata) April 25, 2023
いかがでしたでしょうか?
あなたは勉強する時にマーカーで線を引くだけの意味のない学習をしていませんでしたか?
このような意味のない学習をしてしまうと、自分自身では勉強をしたという錯覚に陥ってしまっているため、『勉強をしているのに成績が上がらない』→『わたしはどうせやっても無理』と自己否定をしてしまいます。
最悪の場合、勉強嫌いになってしまいます。
せっかく勉強しているのに、勉強嫌いになっては全くの逆効果ですね。
では、勉強する時にマーカーで線を引く意味ある学習法とはどのようなものなのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
勉強する時にマーカーで線を引く意味ある学習法とは?
勉強する時にマーカーで線を引く意味のある効果的な学習法ももちろんあります。
ここで重要なのはただ1点。
『自分にとって本当に必要な箇所だけ』にマーカーで線を引くということです。
マーカーで線を引くという単純作業をするのではなく、自分にとって本当に必要な箇所かどうかを考えて線を引く、その一つのプロセスが学習効果を大きく変えていきます。
このプロセスを行うためには、教科書や参考書をまず1度読み、その後2度・3度読む中で自分にとって本当に必要な箇所が見えてきます。
そこで初めて必要な箇所にマーカーで線を引くのです。
この必要な箇所を考えるプロセスこそが重要なのです。
意味のない学習法をする人の多くは、最初からマーカーで線を引いていきます。
この差は小さいようで非常に大きな差となります。
勉強する時にマーカーで線を引く意味のある効果的な学習法をご紹介しました。
もし、今の勉強法で成績の伸びが実感できない人は、一度試してみてはいかがでしょうか。
では最後に、勉強する時にマーカーで線を引くみんなのなるほど学習法をご紹介したいと思います。
みんなの工夫した勉強法を見ることで、自分に合った勉強法を試してみるのも良いかもしれませんよ!
では、見ていきましょう。
勉強する時にマーカーを使ったみんなのなるほど学習法をご紹介
では、勉強する時にマーカーを使ったみんなのなるほど学習法をご紹介したいと思います。
教科書や参考書に、重要そうなところにやみくもにマーカーで線を引いているだけでは学習効果はありません。
さて、みんなはどんな工夫をして勉強しているのでしょうか?
早速見ていきましょう!
ひたすら共通テストの過去問とか模試の過去問を解きました!
あと、3年生に入ってからは地図帳に黒マーカーで要点を書いたりもしてました!(僕の学校の人たちは結構してたから、有名な勉強法なのかも!?)
受験応援してます!
無理せず頑張ってください☺️ pic.twitter.com/EJcIwvdk4D— H2O (@H2O00929054) April 22, 2023
元禄文化と化政文化はテストでいつも不正解。暗記ノートに歴史資料を切り貼りして直前期に一気に詰め込んだ。懐かしい。 pic.twitter.com/pbKOOQqxIh
— jun (@withGoodmyBoy) May 14, 2021
悩んでた世界史の教科書
青マーカー=ポイント
赤マーカー=場所
緑マーカー=時間
暗記マーカ=キーワードみたいな感じでやったらすっきりする。結構ありなやり方かも。 pic.twitter.com/e3S24BY9If
— やまだ (@ippanjuken) April 19, 2023
勉強方法のお話の続き
きちんとノートにまとめるといいんだけど、個人的には教科書そのものに書き込む方法にした。
教科書にない情報、テストにでるキーワードを教科書の空白に要点をまとめるようにした。
時間がなきときは要点のみひらい、わからないことは本文を見る。
生理学ならこんな感じ。 pic.twitter.com/xpAoOYwyOd
— ワ ダ さ ん 🌱 写 真 を 撮 る 人 (@yomogian2011) June 5, 2019
国試頑張ってる元同僚の話を聞いて久々に教科書開いてみた
○○みたいなとか○○っぽいで覚えるイメージ先行型だったのを思い出した。笑
当時からめちゃくちゃ教科書に書き込むタイプでした pic.twitter.com/ATQZxuwzxt
— さむ (@isamu_rai) February 1, 2021
はがせる暗記テープがとても良きです。
理マス、暗記ペンでマーカーしたいけど、税法は今後どう加工してくのかまだよくわからず、
後で後悔したらイヤだなと思ってこれにしてみた。きれいにはがれるし、色も良いし、お気に入り!
夜勉がんばりますー。 pic.twitter.com/QCYHDeuIdC
— willow@税理士受験生 (@willow_study) September 15, 2022
気づいてしまった、、、
これをかければわざわざ赤シートで隠さなくて済むと、、、
テスト勉強中のmoaさん。オヌヌメです pic.twitter.com/TFSgeop3yv— トヌソヌヤーニンハオ (@soobin_sunoo) February 9, 2021
いかがでしたでしょうか?
みんなの工夫を参考に、自分の勉強法を見直してみるのも良いかもしれませんね。
勉強の質を向上させることが出来れば、結果が変わり、自信にもなります。
良いサイクルを作って、前向きに勉強に励んでください!